2012年10月20日土曜日

『まんがタイムきららMAX』2012年12月号

『まんがタイムきららMAX』2012年12月号、昨日の続きです。

『タンポポの実』、ゲストです。ほのぼのな絵柄、ほのぼのな学校風景。東京の学校から転校してきた女の子、三町琴美が田舎の学校に転校してきたっていうんですね。はじめて見る学校。天井も床も机も木、木造の校舎にちょっと興奮気味だったり、決して嫌々の転校ってわけじゃないっていうのがいいですね。転校の理由は父親の会社の都合、って、お父さん社長なんだ! かくして琴美、ちょっと不思議な女の子春日夢乃、ユメや、スズ、おでこ星人、って、ええと、そんちゃんですね、早速仲良くなって、学校周辺、いろいろ巡って、自然に親しんで。この、田舎の風物、自然のいろいろ、それを楽しもうとしている琴美、トコのわくわくぶりが大変によい感じ。他の子たちも毎日をエンジョイしている、そんな感じが実によかったです。

アキタランド・ゴシック』、面白いなあ。アキタとアサヒが、なんか寸劇? セレブごっこ? なんてのをやっている。なぜか? それはコマチのWebサイトがふたりにばれてしまったから。って、こりゃ面白いな。大変な才能じゃないですか。友達ふたりをモデルに取材して、カートゥーンを連載している。その名も『AKT&ASH』。最後の『残り湯汲みに行ってもいい!?』にしびれます。けど怒ってるわけじゃない。ただ内緒にしてたので、からかいまじりにしかえししてるだけ。あの、一般人宣言をするコマチちゃんがべらぼうに可愛いですよね。ちんまりして、めちゃくちゃ可愛い。ああ、そりゃ人気一番になるよ、そう思わせるもので、しかし新キャラKMC登場を後押ししたアキタの言葉、その不満、ちょっとよかったじゃん、そう思ったりしたわけですよ。ええ、ちょろいですよね、私。ほんと、仲良きことはよきこと。面白い話でした。

『三種のジンギ!』、これ、今さらですけど、人物紹介、面白いなあ。生徒会3人。皆、仕事はできるで締め括られてるの。うん、その前の言葉が、揃いも揃って変な人だものなあ。というわけで、今回は生徒会。主役さんにん、生徒会を手伝いにいって、あのジャンケンを誤魔化してる真珠、よいなあ。掲示物張り替えとパソコン入力組、二手にわかれての庶務。その過程で先輩たちの人となりがいろいろ描かれて、そういえばこういう人だった桜先輩、面白いな。お花摘みって、ほんとに摘むのか! 真珠いろは組のやりとりもいい感じ。いろは、有能だなあ。そして、嫉妬する真珠、意気投合して、大変なことになってって、このアホな展開。鼻血、お茶、平和ですね。ほんと、面白かったです。

√中学生』は、鞘ちゃん左利き。うん、左利きってなんだかかっこいいっていうの、その感覚はわかります。アルネ、左利きに憧れてる。そういうと、月も同じようにいいだして、憧れの取り合いになって、そこに琴も参戦する。ちびっ子たち、うん、確かにかわいいですね。さて、そうしたやり取りの末に判明する琴と操の関係。誕生日がまったく一緒。生年月日、全部が一緒。で、従姉。母親ふたりが姉妹だっていうんですね。なのに、片やちびっ子、方やすくすくと育って、その落差。今回は、皆の特性が押し出されていましたね。アルネが力持ちとか、そして鞘の発明品。色の変わる7色サインペンは、商品にできそうに思います、って、驚くのは左利きってとこなんだ。ええ、冒頭の振りがうまく回収されてます。

『スイーツどんぶり』、学校に戻って、普通の料理部的展開ですよ。柿崎が友達に頼られる。父子家庭、大好きなお父さんのために料理を作りたい、そういう猪塚のために料理を教えることになった。え? 柿崎が? 目玉焼きが青く変わるあの人が? 頼みの酒井は、前回のダメージでダウン中。豚花も役に立たない。なので栗原が料理を教えることになって、って、この説明、素晴しいな。簡潔に要点をまとめて、これだけ見ればもう肉じゃがを作れるようになった気分ですよ。しかし、まさか、この料理を教えて云々っていうのが、LIFEのエージェント、そこに繋がってくるとは思いませんでした。ハイテンションで、強烈な表情、しびれる落ちでした。

  • 『まんがタイムきららMAX』第9巻第12号(2012年12月号)

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