『まんがタイムスペシャル』2012年12月号、発売されました。表紙は、おお、なんだこれ、ものすごい。試験勉強でしょうか、テキスト2冊広げている『恋愛ラボ』マキであります。いやほんと、こうして見ると、ものすごい美少女だなあ。暖かみある柔らかな光、そしてカーディガンが秋を感じさせますね。素敵です。そして他に『ピンポン☆ブー』、『どろんきゅー』、『踊る!アントワネットさま』のゲスト及び巻中カラーの告知カットもございます。
『ナースドールまりあ』、まりあも寝るのか。突然倒れて、どうしたかと思ったら、うたた寝らしい。ああ、疲れてる時って立ってる時でも歩いてる時でも突然寝てしまったりしますよね。そんなわけで、四郎に労わられるまりあ。いい関係じゃないですか。人見知りの少年、四郎が大学で頑張る。友達作ろうと頑張る。そうした時に、まりあが忘れものを届けてくれた。どこかのサークルのコスプレとか思われてるみたい。皆から受け入れてもらえてよかったじゃん。それに、まりあの気づかい、それも四郎に通じて、ほんと、ふたりはいい仲だと思います。
『シュガービーチ』は、ついに十文字高校と九十九高校の激突ですよ。みなとと美麗が対決する。って、パスしただけで感動されるとか、キャシィが微妙に役にたたないとか、そして部長の定番展開。おもり入りの水着って! というか、あの水着脱いでもいいのん? あれ着てないと駄目だったんじゃないの? なんていう疑問もそっちのけで、どんどん試合は続いて、ああ、みなとだけ下手なんだ。しかし、この展開、予想もしないものでしたよ。最後のページ、驚きの決着! ほんと、この漫画の面白み、凝縮されていたと思います。ほんと、びっくりしました。
『どろんきゅー』、今回は異色回! 霊に好かれる女の子果歩、物心つく前からそうだったんか! という導入。これ、本編は遠足なのに、そう思っていたら、二本立て、後半のコマ割り漫画で解決するわけですか。しかし異色というのはそこじゃない。果歩、幽霊お化けの類に怯える子、だけど幽霊たちは果歩のことが好きなだけで、悪いようにはしない。むしろ手助けしたりするいい奴ら。これまではそうだったのに、遠足の山で出会ったのは違うんだ。これ、アキちゃんがこなかったら、果歩、危なかったよ。なかなかにぞっとさせられるラストだったわけです。これは後半においてもそう。亡くなったお父さんが小さな果歩に、このいえいはないだろ、抗議の気持ちを伝えてるのがおかしくてたまらなかったんですが、いつも果歩のまわりにいる幽霊たちは、あやしたりしていい奴ら。けどこどもひろば、屋上で出会ったやつは全然違うのな。アキちゃん。遠藤亮っていうんですね。なるほど、果歩、アキちゃんに何度も助けられてるんだなあ。しかし今回、ほんとに異色作でした。子供に読ませたら泣きそうです。
『ピンポン☆ブー』、ゲストです。高校に進学したら、一緒にクイズ甲子園に出よう。約束したというのに、ひとりだけ志望校に落ちてしまった景二。スベリ止めで受けて受かった凡倉高校にて、四海あやや。いかにも頼りなさそうな女の子なんですが、この子が仲間になって一緒にクイズに挑戦しようぜといってくれるんですね。いや、全然力にはなってくれそうにないんですが。この子も成長して信頼できる仲間となってくれるのか、あるいは最後までこの調子なのか。後者のような気がします。けど、景二の目標。なんとか達成されるとよいなあ。そう思います。
- 『まんがタイムスペシャル』第21巻第12号(2012年12月号)
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