2012年10月7日日曜日

『まんがタイム』2012年11月号

『まんがタイム』2012年11月号、昨日の続きです。

『綾のかるた』、人気なのでしょうか。かるた部にて頑張る綾のお話。先輩から新しい札をプレゼントされて、皆がっかり。なんでだーっ!? 嬉しいやんか。いや、嬉しないもんなんかな。ともあれ、皆で同じ場所で使う札。違うセットにまじってしちゃいけないから、それぞれの札にどのセットかわかるように目印つけるっていうんですね。しかし、先輩たちのつけてきた、つけようとした目印の酷いこと。そして綾はというと、よりによってモテ期。あの「モテ期」札を探す場面はおかしかったです。こういったもの、かるた部によくある話なんでしょうね。そして続いてかるたの稽古、テクニックいろいろ教えてもらったり、注意事項いろいろあったり。補講含め、このかるたに取り組んでいるところ、すごく気にいっています。

『しまいめし』、ゲストです。松本フミコ、駆け出しのフリーライターのお嬢さんが、ストレス解消に食べ歩きする話? といっていいのかな。仕事をやっつけて、姉と合流。このお姉さんというの、32歳なのに未成年と見間違えられる童顔だっていうんですね。かくして、お酒飲みながらお食事。妹フミは、細々とチェックしながら飲む食べるのだけど、姉はおいしいかどうかだけが大切。おいしいものがあれば、なんとかして独り占めしたく思う。うん、お姉ちゃんだ。これこそがお姉ちゃんです。食べること、飲むこと、それが楽しみというの、また楽しみ方もいろいろというの、よく伝わってきましたよ。

『わかば先輩未満』、なつみが黒崎さんとお嬢さんの唯ちゃんと一緒に遊びにいくっていうんですね。唯ちゃん、お婆ちゃんのはまってるタイのドラマの影響で、挨拶が国際化されてたり、なかなかに利発、可愛い女の子です。で、この唯ちゃんから、お父さんの話が出る。黒崎さん、別居中。ああ、なんだか微妙な話になりそうよ。そう思って、なつみもそう思ったみたいで、けどどうもそうじゃなかった。なんてこった、不仲で別居じゃなかったんだ! 仏師になりたい、夢を追い掛けて会社を辞めて修行中。なんと、そういうことだったのか。これは意外でしたよ。

『ウキヨさん』、以前、新人4コマまんが大賞の受賞作として少し紹介されていた漫画ですね。浮世絵から出てきたような女性、ウキヨさんについての漫画。美人じゃないって主人公はいいますが、扉絵のウキヨさん、いい線いってるじゃないですか。ちょっと昔風の美人。江戸時代まで遡らなくとも、昭和くらいで充分いけそうです。浮世絵の美人画、あれはまぎれもなく美人なんだなあ、ほんと、実感させられました。本編は、そんなウキヨさんが美人といわれてる会社でのこと。ひとり主人公だけがそれを理解できない。読者の意見の代弁者ともいえるのでしょうけど、これ、ウキヨさんのこと見慣れると、うん、割と悪くないじゃん、ってなっちゃって、ちょっと奇行が目立つだけで、まあそこそこ美人よね、ってなっちゃったら、この前提が不成立になってしまいますよね。意外や綱渡り設定なのかも知れません。

  • 『まんがタイム』第32巻第11号(2012年11月号)

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