毎月4日は『まんがタイムジャンボ』の発売日であります。買ってます、読みました。けれど、最近は一気に読み通すのがしんどくなってきて、これ多分睡眠不足のせいですね。夜はちゃんと寝ないといけません。世の中には一日睡眠三時間で平気っていう人もいるそうですが、私はどうも無理みたいです。よい睡眠がとれてないのかな。
さて、『コミカプ』は打ち切りの話題から。これはきっと、タイトルにスレイブってあったのが駄目だったんだ。自主規制の線引きが変わってしまって、スレイブとか、そういう単語が使えなくなったんだ、そうに違いない。冗談はさておいて、こうした人気商売っていうのは大変だなって思います。けど、2人のコミックファイター!! っていうのは、ちょっとないと思いました。
『白衣とリボン』のハダカ白衣は、ベースだっけ? の人か。ある種一貫したポリシーの持ち主かと思われます。この漫画の中では、一番好きな人です。『ごちゃまぜMy Sister』、のっけからちょっと仕合せです。しかし、妹の大食は知られてないのか。まあ、学内の有名人なんて、そんなもんですよね。クラスとか、学年単位でちょっと知られてるってなくらいなんでしょう。しかし、妹を心配する兄貴の方が、実はよっぽど心配だったりしますな。『ちょー!えど幕末伝』では、将軍が上洛、ともない新選組も京にのぼることとなるのですが、実際新選組が京都にいくことになったのって、将軍上洛の際の警備の徴集に応募したからでしたっけ。で、将軍は結局京都にはいったんでしたっけ、いかなかったんでしたっけ? ずいぶん忘れてしまいました。と思ってたら、欄外に解説されてるよ。わりと史実をそれらしくなぞってるみたいですね。
『気分は上々』のメグの天気予報。やっぱり気圧が低いとしんどくなるんだ。経験上、そうしたことは知ってるんだけど、みんなそうなんだって思って安心するべきか、それともつらいよね、いやだよねって同調するべきか。今回は現場中心。面白かったです。もわもわと湿気過剰な状況、ちょっとやだけど、けどもう少ししたらそんな季節になりますね。覚悟しときます。雨に降られたメグは、なんか綺麗だな(いや、普段が綺麗じゃないなんていってないです)。
『なのはなフラワーズ』は、こうしてひとりひとりの恋愛模様を描いていくのか? しかし、成就しない思い。成就しないことがわかっている、そんな一方通行の恋愛を描いて、切ないねえ、モーリー。ちょっとやけっぱちのモーリー、ところどころで本心がこぼれる。そういうところ、すごく引き付けられる。金髪だからじゃないよ? 思いどおりにならないことに、ひとり区切りをつけようとする、その思いが切ないですね。
『天使な小悪魔』は二種類のパターンがあると思ってました。にっくき仇のもとに飛び込む泪はあわや返り討ち!? その時あらわれたのは浜村さんだ! こっちだと思ってたんだけどな。いずれにしても、浜村さんが始末をつけるだろうとは思っていたから、予想の範疇だったんですが、ちょっと考えてみると、ろくでなしどもを鉄拳で制裁しましたという、恐怖で圧倒しましたというこの流れは、きっとこいつら反省してないだろう、そんな風にも思われて、だったらもうちょっと酷い目に、なんて思ったりもしたんですが、こういう一波乱あったあとの落としどころって難しいですね。これくらいがコミカルで、いい落着のさせかたなんだと思います。
『あいにゆこう』、可愛いお母さんだなあ。しかし、しゃべるぬいぐるみ、アル、彼を共有の秘密にして、ちょっと心配な子といわれた三人がまとまるのかな、そんな感じの話でした。まだ序盤。そんな感じでもあります。『ただいま勉強中』では、コンタクトだレーシックだと悪魔の囁きが……。しかし、女子の恋愛話好き、めちゃくちゃハイになってる美術部のお嬢さん、可愛いじゃないか。しかしまわりの動きについていけない由良が、結局振り回してる構図になってるのは面白いなと思いました。ところで、顔に刻まれた成果っていうのは、拳法のお稽古の結果か。ぶつかりながらくるみたいな話には、さすがにならんですね。いや、最初、てっきりそう思ったものですから。
『先生はお兄ちゃん。』は、これまた心配な兄貴。妹に対してやばいくらい接近する兄貴だけど、やっぱり妹は恋愛対象ではなかったんだ、ってことがよくわかるお話。今はまだ無自覚っぽい兄貴が自覚したら、ああなるんだろうか。それともなんらかの歯止めはかかるんだろうか。そのへんが将来描かれたりしたら面白いかも知れないななんて思ったりしたのでした。
『俺の部屋にはウサギが居る』、ウサギが出るまでの数本がなんかしっくりこないように思います。それを描いた意図はわかるけど、もっとのっけからウサギメインにすればよかったのに、と思ったのは、その流れがあんまり後にかかわってると感じなかったからかと思います。ウサギの、決して愛らしいわけではないひとりごと、あれはよい感じ。憎らしいけど憎めないキャラって風だと思います。
『手のり魔王』の扉を見て、アリスか!? と思ったら、本当にアリスでした。あのドレスとエプロンが、アリスと判断する要素なんでしょうね。最初のころはいまいちのりきれていなかった『手のり魔王』ですが、だんだん面白くなってきていると思います。魔王の鈍臭さ、むくわれなさ、けど粗雑に扱われてるわけではないっていう、そうしたとこ、バランスがいいんだろうと思います。
『ひかるファンファーレ』、主役のひかるより結衣が目立っちゃってるというね。しかし、いいキャラクターです。一筋縄ではいかない感じなのに、けれど必要以上に秘密の露呈を怖れているっていうところ。この心を開かないみたいなところ、それがちょっといいのかも。いつか心を開く日がくるんだろうか。くるんだろうな。こないかな?
『ぼくらは魔法が使えない』の髪切りデスマッチ。親子ゲンカで、彼女は勝ってきたのか。たいしたもんだ。しかし、この漫画は恋の浮ついた様子を描いて面白いです。以前掲載されてたもののようなシビアさや生々しさは薄れたけれど、今の雰囲気も面白くて好きです。『子うさぎ月暦』は、ミニ様可愛いなあ。枕? 毛布? 吸ってるの。もう、なんだ、もう、ねえ。しかし、合コンを台無しにする秘訣がここに。なんだろうなあ、どうしようもないなあ。けど、そういう駄目なところがいいんだろうなあ。もてはしないだろうけど。
『ハッピーカムカム』が単行本になるらしい。なるかも知れない。わーい、嬉しいなあ。抜粋とかやめてね? いや、ほんと。冗談抜きで。あれ、がっかり感がものすごいんです。そういえば、この学校、ブラウスの子がいるかと思うと、セーラーの子もいて、このへんどうなってるんでしたっけ? なんて思ったところだから、単行本には大いに期待しますですよ。というか売れてくれるといいな。
前にもちょっといってましたけど、私はこういう女の子コミュニティものが好きなんだけれど、そういうのがばたばたと討ち死にしていった時期があって、だからこそ『ハッピーカムカム』だけは死守したいのさ。最後の砦だと思ってるのさ。売れてくれるといいな。次巻に続くといいな。神仏に祈ったらいいのかな?
しかし、暑くてもベストを脱ごうとしなかった娘たち。けど、さすがに脱ぎましたね。あの、女子校的風景とでもいっていいんでしょうか、ああいう幻想壊れてがっかりなところ、そういうのが好きなんです。というか、女子校だときっともっとえげつない。しかし、扇子は優雅でいいですね。というか、あの勝ち誇った顔がよいです。
そして『Boy’sたいむ』、置島の苦悩。もう、素直になったらいいのに。そこに新しい世界が広がってるのに、と思いながら、けどそうなったら逆転ホームランなのか。そりゃまずいな。男ふたりでわびしい落ちは、どうもまわりが女性だらけみたいなので、それはそれで面白かったり。龍太郎はきっと退屈だったんだろうなあ。
- 『まんがタイムジャンボ』第15巻第7号(2009年7月号)
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