2009年6月7日日曜日

『まんがタイム』2009年7月号

『まんがタイム』発売です。本来なら7日発売なのですが、今日7日は日曜日ということもあって、前日6日に発売日前倒しとなったのでした。なので、『まんがタイム』発売してます、っていうのが多分正しい。もちろん、発売日に買ってます。読んだのは今日でしたけど。いやね、昨日は買い物から戻ってきてから、寝ちゃったものだから、読む時間がなかったのでした。なんだかだらけてしまっている六月です。

『おとぼけ課長』、あぐらをかいてもしびれるという話ですが、実際に私がそうです。尻の肉が薄いのが原因かと思うのですが、あぐらをかくと、尻からももから足先までしびれて、大変な目にあうんですね。だから、座敷みたいなのはちょっと苦手なんです。三角座りするわけにもいかんしさ。

『はこいり良品』は、古書店の現実が語られて、いや、やっぱりそうだろうなあ。どう考えても不良在庫にしかならんものは、処分していくしかないんだろうなって思います。以前、古書店を開いた人が、そのへんのシビアさにうまく対応することができず、撤退されたこと思い出します。商売は甘くないんだなって、今でも時にその人のこと思い出しては、お元気だろうかと消息を心配します。

ニッポンのワカ奥さま』は、なんでもそつなくこなす和歌さんにも、うまくできないことがあるってわかって、しかしそれでもクッキーだといいはるその姿が貴重で、意外な可愛さを感じさせてくれます。しかし、しょうゆが隠されてるイタズラ、本当にへんなイタズラだけど、面白いなあ。実は私はしょうゆとかドレッシングとかなくっても平気なタイプなので、このイタズラはあまり効果的じゃないです。

天子様が来る!』、ヌンヌン痛いというその語感の面白さと、それをいっている鶏の表情の微妙さ、あいまって独特なおかしみをうみだしています。ところで、実写化はつらく悲しい責め苦です。実録系ならいいんだろうけど、萌え系とかで実写はつらいものがあると思います。って、そういえば、最近はミュージカルとかあるんだっけ。うまくすれば、わりといけるものになるのかな。「未だに怖くて携帯・ネットを利用してない」同盟は、おしい、携帯は使ってないけど、ネットは使ってる。残念。けど、携帯を使っていない人はいても、ネットを利用してない人って、本当に少ないんじゃないかな。いや、携帯以外の手段でネットを使ってない人のほうが、携帯持ってない人より多いかも知れませんね。

Smileすいーつ』、チャイナやバニーがはいってる福袋、いったいどんな店の福袋なんだろう。しかし、衣装を選ぶその姿、よいものです。振袖を羽織っているその姿、まだまだ大丈夫って感じじゃないですか。印象派絵画みたいでしてよ。『プチタマ』、ヒルに吸われてるっていうのは、いやだなあ。あれ、むしりとったらだめっていうけど、子供は火なんて持ってないから、どうしたらいいんだろう。トマトのネタは、なんか面白いなあ。あえてケチャップ。けど、自家製ケチャップ、きっとおいしいでしょう。でも、モッツァレラチーズとのサラダ、そっちのほうがおいしそうだな。子供っぽくみせて、たまり、けっこういいの食べてるな。

『わさんぼん』は思いのほか真面目に修行、というか練習して、まあそれでも落ちがつくところがらしいなと思います。しかし、いきなりの秤なしの餡切り、まずはやってみてその難しさを知るというのは、大切なことのように思います。できないことをあえてやって、自分にはできないということを知る、それがすべてのはじまりだと思うので、この点に関してはむしろ微笑ましく見てしまったのでした。というか、私もきっと同じことすると思う。しかしいい餡、煉切を自由に使わしてもらえるって、どんだけいい修行場なんだろうと思います。だからがんばらんといかんえ。

みそララ』、見事な畳み掛け。エスリープの大将、なんだかいい感じじゃねえ。あの陥落の様、そして自分のケーキを美味しそうに食べる美苑の表情を見て口元に笑みをこぼす、その様もいい。味のあるおっさんだと思います。しかし、こうしてうまくことが運んで、ということは次回はなんかひどいことになるのか!? 無事、事件らしい事件もおこらず、スムーズにことが運んでくれるといいなあと思うけど、それじゃ漫画にならんから……、なんかあるのかな? あの、クーラーボックスが心配でならんとです。

すいーとるーむ?』は美好さんのパジャマが! しかし可愛い人だなあ、中身は例によって例のごとく、たいがいな人なんだけど……。今回は、職場に寝床を確保するまでのゆかりさんの闘争の歴史が語られて、そりゃそうだろうな、いくらなんでもはいどうぞお泊まりくださいとはいかんわなあ。しかし、部長が可愛いな。娘さんも可愛いけど、部長も負けてないと思います。

『天然☆無農薬一家』は、息子よりも農業大好きの親父のほうがずっと魅力的なような気がしてきました。あの、耕耘機について語る親父さんは、なんかちょっとかっこよかったよ。この親父さんの農業愛が炸裂した日には、もうたまらんものがあるんじゃないか、そんな気がしています。

『おやコミュ』、絵がかわいいのはいいなあ。娘三人が可愛くて、娘と同じかあるいはそれ以上のはしゃぎっぷりを見せる手のかかる親父さん、そのしょうがないところ、それをたしなめたりする娘のちょっと背伸びした感じとか、よいなあと思うのです。娘を負うて、重くなったことをしみじみ思う。それは成長した娘に対する感慨なんでしょうな。

『放課後のアインシュタイン』、耳が痛い。私も室内で被災しかねません。しかし、すぐ役に立たないものは処分、なんていわれたら、まず私が処分対象ですよ? 世の中の理とは、きびしいものであるなあ。しかし、研究室なんていうものは、大かれ少なかれ、どこもごちゃごちゃのように思います。っていうのは偏見なのかな? 研究に急がしくて片付けてる暇なぞないわって人は、わりと多いように思います。

『小悪魔ティーチャー』、コマの割りかたが独特で、ちょっと読みにくいんだけど、絵の雰囲気は結構好きな感じです。けどあの長女は、キャバ嬢として大成することが夢だといってますが、経営者やったほうがずっといいような感じです。私はもちろん次女が好みです。けど研修してる長女もわるくないと思いました。スーツが好きなんです、スーツが。

『木綿のえぷろん☆』、二度揚げの話は、困った親父だなあ。他人の仕事に手出しするのは、マナー違反ですよ。悪天候にもめげず、売り上げのばそうとする、その前向きさというのはとてもいいと思います。この漫画のよさは、ヒロインの前向きさほがらかさ、そうしたところも大きいと感じられます。『乙女プレス』は、嫌いではない感じだけど、もうちょっとが足りない、そんな気もして、でも続くうちに私が馴染めば問題なしとなるような気もします。あのおしゃれ作業着とか、ああいうの好きなんですよね。『来れ萌荘』、めばえそうと読むのだそうです。ただ迷惑な大家兄妹というのではなく、持ち込まれた案件に主人公が興味持っちゃってるっていう、そういうところ面白いです。

『安堂友子の生きてます日記』、その環境は確かにつらいです! 子供のころなら平気だったのになー。なんで大人になると駄目になるんだろう。『PEACH!!』、武田のお嬢っぷりが最高です。これはクルージングのつもりが漁業なのか、漁業なのにクルージングと勘違いしてるのか。多分、前者だろうなあ。あれだけのマグロなら、数百万とかするんでしょうか。しかし、蕎麦といい天麩羅といいうどんといい、よくよく食べ物が美味しそうな漫画です。ああ、またうどん食べたい。今日の昼は蕎麦だったんだけど、毎日麺でもかまわないなあ。

  • 『まんがタイム』第29巻第7号(2009年7月号)

引用

  • 安堂友子「天子様が来る!」,『まんがタイム』第29巻第7号(2009年7月号),38頁。
  • 仁川志帆「放課後のアインシュタイン」,同前,141頁。

2 件のコメント:

nyangetsu さんのコメント...

おしゃれ作業着の似合う若い娘さん、私も凄く魅力に感じました。
あのマンガ、確かに「何か」が足らない気がします。何なのかは分からないのですが。

matsuyuki さんのコメント...

> 「何か」が足らない

この、なにかが足りないという感覚。実際になにが足りないのかっていうのが、本当に問題なんですよね。漫画でもそう、音楽でもそう、文章だってそう。私は自分のすることに、なにかが足りないとずっと思ってきていて、自分でその足りないものがわからないから、他の人の作ったもの、やっていることに対しても、やっぱりそれがなにかと具体的にいえないですよね。

その「なにか」を見定める、それが自分の課題なんだなってずっと思って今にいたります。