遅まきながら、第36回星雲賞受賞作品のリストを入手しました。情報を提供くださった無名の有志の方には、感謝いたします。
私にとって嬉しいのは川原泉の『ブレーメンII』が選ばれた(祝!)こともそうですが、同様に笹本祐一『ARIEL』が日本長編部門を受賞したこともやっぱり嬉しくて、好きで読んでいた作品がこうして評価されるというのは、読者にとっても喜ばしいことであると素直に思います。
第36回星雲賞受賞作品リスト
- 日本長編部門
- 笹本祐一『ARIEL』朝日ソノラマ
- (小川一水『復活の地』早川書房)
- 日本短編部門
- 飛浩隆『象られた力』早川書房
- (小林めぐみ『食卓にビールを☆伝説のスネークマスター篇』富士見書房)
- 海外長編部門
- イーガン,グレッグ『万物理論』山岸真訳,東京創元社
- (ウィリス,コニー『犬は勘定に入れません — あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎』大森望訳,早川書房)
- 海外短編部門
- スタージョン,シオドア『ニュースの時間です』大森望訳,早川書房
- (マーティン,ジョージ・R・R『アイスドラゴン』酒井昭伸訳,早川書房)
- メディア部門
- 『プラネテス』監督:谷口悟朗,サンライズ
- (『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還』監督:ピーター・ジャクソン,配給:ヘラルド=松竹)
- コミック部門
- 川原泉『ブレーメンII』白泉社
- (道原かつみ『ジョーカー・シリーズ』新書館)
- アート部門
- 新海誠
- (加藤直之)
- ノンフィクション部門
- 前田建設工業株式会社『前田建設ファンタジー営業部』幻冬舎
- (山本弘『トンデモ本? 違う、SFだ!』洋泉社)
- 自由部門
- 国際交流基金『おたく:人格=空間=都市ヴェネチア・ビエンナーレ第9回国際建築展 — 日本館出展』
- (国立天文台(阪本成一他)『有名望遠鏡ペーパークラフト』)
- 星雲賞特別賞
- 矢野徹
(括弧書きは次点作品)
受賞作もそうなのですが、惜しくも賞を逃した作にしても、こうしてずらりと並びますと、読んでみたい、見てみたいという興味が湧いてきますね。
なんか、私も読んでみましょうかね。なんかわくわくしますね。
出典
- 「第523発言」,『今年の星雲賞は…2スレ』
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