2004年10月9日土曜日

Webブラウザの選択肢

Microsoft社は自社製OSに自社製ブラウザInternet Explorerを融合させることで、Webブラウザのシェア争いに勝利しましたが、どうやらその状況に動きが出てきているようです。

アンドリーセン曰くSafariやFirefoxといったブラウザがIEの対抗馬として有力されはじめているとのことでして、ああやっとこさ状況がまともになると思えるニュースですね。

IEのバージョンアップが長く滞ってることに不満を感じるユーザーが増え、それが代替ブラウザへの移行を進める原因になっているみたいな記事もありまして、いってることは真当だと思いますが、代替ブラウザという言い方は失礼だよなと思うんですよね。あたかもIEがスタンダードあるといいたいかのようではないですか。本来オープンで環境を選ばないはずのWWWなのに、IEが事実上のスタンダードになったことでIE向けだとか、ひどいところだとIE(とWindowsの組み合わせ)以外は不可だとか、そういった異常な状況が生まれてるんです。ところがここにきて、Firefoxユーザーが増えつつあるとすれば、異常事態が改善されるかも知れないという希望が見えてきます。

今朝の朝日新聞土曜版でも、セキュリティーの甘さがよく問題になるIEに代わるWebブラウザとしてFirefoxが紹介されています。コンピュータの専門誌とかならともかく、一般紙にMozillaプロジェクトが紹介される日が来るとは思いませんでした。

この傾向は実に望ましいことです。できればIEとFirefoxという二大ブラウザだけでなく、Operaやその他のWebブラウザも選ばれる時代になれば、本当によいと思います。

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