2018年8月20日月曜日

『まんがタイムきららMAX』2018年10月号

『まんがタイムきららMAX』2018年10月号、昨日の続きです。

『あくまにラブソングを!』。シンプルな話だったんですが、よかったですよ。ルシフェルに体を乗っ取られるのが悩みであるまりあ。特段悪いことされるってわけじゃないんだけど、乗っ取られてる間は記憶もないし、また振る舞い、言動がまりあのそれとまったく違ってしまうのが困りもの。それでルシフェルの登場を拒絶するに至った、っていうんだけど、それでルシフェル出られなくなるのかあと思ったら違うんだ。まりあの意思を尊重してくれてるんだ。なんだよ、いいやつじゃんよ。聖歌隊を作って、次のミサで歌いましょう。そのミサ、本番で緊張のあまり声が出なくなったまりあを助けるためにルシフェルが助け船を出すっていう展開なんですけど、見事にソロを歌いきってみせるその姿、それがね、すごくよく描かれていて、うまくきれいにクライマックスを飾ってくれたって思うんですね。凝った話も面白いけど、こうして素直なのもとてもいいと思います。

『どうして私が美術科に!?』。学外展の実行委員、黄奈子とすいにゃんに決まりました! あの先生にチェンジ求めて迫るふたり、よかったですよ。すいにゃんのあの表情、好きです。さて、このいろいろ危うそうなふたり。中学の時、展覧会のリーダーをふたりでやって、ちょっとトラブル起こしてるのか。さすがや! 本人がさほど気にしてないっていうのがさらにグッドです。今回、すいにゃんのいろいろに迫る感じなんでしょうか。かつてのすいにゃん、屋上で漫画描いてたんだ。そうした思い出語りがあったかと思えば、最後にはすいにゃん倒れちゃったというのね。あらまあ、これ、なにがあった。黄奈子との競争にプレッシャーを受けて? あるいはまた別の要因? 偽証だったらしい猫のアレルギー、これが関係してくる? 不安まじり、期待も少々。でも、やっぱり心配ですよね。駆け込んでくる桃音がもたらす緊迫感、受けた黄奈子の表情と、それまでの和やかだった雰囲気が一転する、その急角度、鮮やかでした。

『彼女がお兄ちゃんになったらしたい10のこと』。ちゃちゃ、七瀬のいい遊び相手になってますね。ゲームが趣味。気のあう相手。なので一緒にゲーセンいったり勉強したり、さらには服くれたりしてね、それがかりんには面白くない。なんとかしてお兄ちゃんを取り戻したい、それでとる作戦がそれなのか。いきなり包丁持ってヤンデレモードで待機。って、そりゃ距離あけられるよ! でもって日替わりでどんどんキャラチェンジしていって、ええと、病弱かクールかな。うん、幼児はないよ! 今回の見せ場、ちゃちゃのアドバイス受けて逆襲してみた七瀬ですよ。あれれ、かりんの新しい扉を開いた感じですか? いや、むしろ開かれたのは七瀬の方!? なんだかイベントが進行しちゃう気配ですが、ちゃちゃがうまいことかきまわしてくれて、かりんの方はリセット? でも七瀬は……。ちょっと関係性が変わるかも知れない今回。もしかしたら、ちょっとしたターニングポイントになりそうですね。

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