2018年8月22日水曜日

『まんがタイムスペシャル』2018年10月号

 『まんがタイムスペシャル』2018年10月号、発売されました。表紙は『恋愛ラボ』、って、これ、サヨか!? サヨ表紙、驚きの美少女! 赤い浴衣もよく似合って、狐の面をかかげて見せるその素顔、ちょっと不機嫌そうにも見せて決してそうでないこともわかるという、その機微、とても魅力的です。この他にも『可愛い上司を困らせたい』恵の浴衣姿。『年上の物理女子は可愛いと思いませんか?』湯川部長と野依も浴衣で登場、手なんて繋いじゃって、物理、科学女子の面目躍如ですね。『ざしきわらしと僕』は裕貴と一緒に屋台メニュー食べてるざわ子。ええ、このふたりの関係、こうしたのが嬉しいなって思わせてくれるよさありますね。

『ちんまり経理のヒメ先輩』。タテグイチヤナギ、不振ですか!? 先月実績が奮わない。それを気にして予算の縮減を社長に提案するヒメなのですが、過剰というかなんというか、交際費予算全額カット! 売上に直結しないコストを抑制する! いやいや、近視眼的になんでもかんでもカットしたらいいってもんじゃないよ!? でも、ヒメの提案を、社長、飲むんですね。そこまでする必要がないってわかっていながらも、ヒメのやりたいようにやらせてあげる。このあたり、社長の度量、そして親心だったりするのかも知れませんね。しかし、あれもこれもと切り詰めようとするヒメ。母が決めた費目、こども費に自分にかかるお金の多さを実感する、ちょっと罪悪感さえ感じてますよね。それで、ヒメ、自分のための予算を削るといいだして、小遣い全額返上します! ああー、近視眼的だ……。こうしたところ、大人びているとはいっても、ヒメのまだ子供だなって思えるところで、なんだかちょっとホッとさせられます。しかし、若林さんも、ちゃんとヒメのこと見て、無理しすぎないようにってサポートしてくれる。おかげでヒメも我慢せずにすんで、メガネ屋の瞳も話聞いてくれてね、ええ、ヒメ、まわりにいい大人やいいお姉さんがいてよかった。ほんと、ヒメの育っているその環境、大変なことはわかってるけど、それでも暖かく見守られてることに安心します。

『ローカル女子の遠吠え』。そうなんだ、桜エビって静岡だけでしか獲れないんだ。まったくもって知りませんでした。それこそ、どこでも、あっちこっちで獲れるものかと思っていました。静岡、申し訳ない。桜エビ不漁の話から、まさかの合コン空振りに展開したかと思えば、年中水揚げゼロの秋津をなぐさめようとするりん子の言葉、ここで再び桜エビに戻ってくるという、ものすごいな、アクロバチックだ。今回、めちゃくちゃ面白かったの、雲春の同期、名々伏ですよ。桐島がアタックしかけるも、埼玉出身と一発くらわせて興味をくじくという、その立ち回りの鮮かさ。そうか、危機を感じたか。このあたり、雲春は下手というか、人情味があるというか、ばっさりいかないですよね。しかしこの東京出身の雲春。今はもう静岡にすっかり馴染んで、いっそここに骨を埋める方向に!? いや、そこまでかはわからないけど、桐島が見逃している雲春の一面を、りん子はしっかり見ているようですね。

『なごみ先生は職場のお医者さん』。山田優太郎、衛生管理者の資格をとるために勉強しているというのですが、なごみ先生が一緒に勉強しないかと喫茶店に誘ってくれたんですね。これはデートかと浮かれてる山田ですけど、実際、ずっと気になってる先生と一緒にお出かけとか、まあ浮かれるのも仕方ないのやも知れませんね。なごみ先生いきつけの喫茶店。マスターが話のわかる人で、長時間の勉強もいいですよっていってくれて、なんと、回転率とか気になさらないの!? そう思ったら、いやいや、商売熱心といいますか営業上手といいますか、次から次にオーダーを入れさせるそのテクニック。実際、山田はどれだけ食べて飲んだんでしょう。結構いってますよね。仕事に打ち込むなごみ先生のシルエット、その美しさに見入る山田。その気持ちわからないでもないけど、マスターに優しくつっこまれて、ええ、いろいろ見失ってますよね。マスターの面白かったの、体の勉強は自分たちの体で学ぶのが一番というなごみ先生の言葉、もしやまさかと山田が色めきたったところに、マスターがポッて、ほんと、マスターがいいキャラでした。しかし、今回、かつてなかったほどになごみ先生の魅力押し出して、すごい威力でした。山田氏、果報者です。

『××活動中』、ゲストです。田中さんに結婚を申し込む佐藤氏。しかしここは職業安定所で、いままさに仕事を探そうとしているその最中。自分の仕事そっちのけで、結婚しましょうと、永久就職だって、いや駄目だ、この人、いろいろ駄目だ! 仕事につながりそうな技能も、佐藤は田中への結婚アピールにしか活かそうとしないし、そもそも履歴書も用意してこない。しかし佐藤、なぜ田中なのか。実は働きたくないと。親にいわれていやいやきた職安で出会った田中に、この人なら僕のこと養ってくれそうだ、って、なるほどヒモ志願か! 途中で、料理が得意だっていうの、いわゆる主夫になる可能性を匂わせていたのかな? しかし、これ、田中もまんざらではない? 佐藤との結婚を視野にいれている? っぽい発言あったわけですが、これ、佐藤の田中を選んだ理由、そのあんまりさを知ってなお佐藤を受け入れるにいたった理由かなんかあるのでしょうか。もし続きがあるなら、このあたりの掘り下げを見てみたいって思います。

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