『まんがタイムオリジナル』2018年10月号、発売されました。表紙は『ラディカル・ホスピタル』山下さんをメインにしまして、これはお月見、十五夜ですか? 団子を手にして月を見上げる浴衣姿の山下さん、頭には大きなうさぎの耳が生えていて、いや、なんだろう、なんかちょっとリアル寄りよ!? 『らいか・デイズ』らいかも、浴衣着まして、でもって三方抱え込んでもりもりお団子食べてるの? なかなかにワイルド、いいですね。『小森さんは断れない!』しゅりはといいますと、こちらもうさぎですよ、というかバニーガール! それはいいんですが、なんか不思議な表情してますよ。その表情、いったいなんなんでしょう。
『コスプレ先生の絵画教室』。画材店がイベントで子供向けワークショップを開きます。それでななみが講師として呼ばれたのですが、そうか、コスプレ込みなのか。子供向けだからくまさんがいいよ。まなちゃんのアドバイスが活かされたその結果、めちゃくちゃ面白かったです。今回はななみと画材店店長の対決とかね、でもってまなちゃんの貢献。そうか、ピカソ、クレー、ポロックについに並んだか……。今回のななみのコスプレ、魔法少女ミィスティマージ、これよかったですね。多分、髪形とか見るかぎりオリジナルとは違うんだろうけど、髪上げて印象のがらりと違って、それが魅力的というの、よかったなあと思いました。いや、子供にはどうだったかわららんですけどね。
『ネコがOLに見えて困ります』、ゲストです。兄が連れて抱えて帰ってきたのは、眼鏡のOLのお姉さん!? いや、ネコだっていうんですね。主人公ミコトくんには動物が人に見えるのだそうです。ネコはOLのお姉さんに。だから兄ちゃんが尻尾のあたりをナデナデすると、ミコトにはお姉さんのお尻を兄がなでているように見える。これ、ネコだけなのかと思ったら、他の動物もそうなんだ。友達のユラちゃんの犬は中年のおっさんがハアハアいってるように見える。そういう体質だっていうけど、これ、ハードなシチュエーションだなあ。お姉さんが短いスカートでゴロゴロしてるのがミコトくんには目に毒で、PC使ってたらのしかかってくる、それがまた刺激が強すぎてと、いろいろ大変そう。しかし、本来ならイエネコサイズのはずなのに、ミコトよりもずっと大きな大人の背丈というの、確かにいろいろ大変だなって思わされますね。
『スズちゃんでしょ!』。梨乃ちゃん、浴衣ですね。スズちゃんも浴衣を着て、けれどちょっと憂鬱。お祭りは人が多い、空気も浴衣も暑い、虫もいるしモノが高い。このあたり、子供とはもう同じ視線を持てないって感じありますね。さらに、もひとつあるのかあ。着物、浴衣のあわせが逆。左前ってやつですね。気になってしかたないけど、知らない人に声かけるのもむずかしい。でも、でも、と葛藤し続けるその苦悩がね、この人の人となりをよくよく表していると思いましたよ。基本真面目、けれどなかなか思いきれなくて、そう思ってたら、同じく気づいた人が注意してくれてるの見てほっとして。気がゆるんだら、お祭りに対する苦手意識? も緩和したみたいですね。たまたま出会った祭ちゃんとの会話。祭ちゃんと祭りで遭遇!! それ口にしてたら怒られてたやつだ。祭に浴衣を勧める理由とかも酷い。ほんと面白かったです。でもってラストに、スズちゃんの着物についてのオーケーライン語られて、おお、結構な寛容派だ。でも左前は許容できない。その線引きに、そこまでなのか左前ってやつは。で、そういってるスズちゃんが、普段着のシャツを裏表にしちゃってるっていうのがね、なんかおかしいんですね。この人の人となり、見えますよね。
- 『まんがタイムオリジナル』第37巻第10号(2018年10月号)
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