『まんがタイムきらら』2018年9月号、昨日の続きです。
『みゃーこせんせぇ』。家族の前じゃあのコスプレやらないんだ。なるほど、親バレを怖れている。いやでも正直、こっちの方が好みです。さて、妹美朝子の悩みです。美夜子の作った薬の副作用で、夜になると動物の耳と尻尾が生えてしまう。それをなんとかして欲しいというのかと思いきや、いや、どうにかはして欲しいんですけど、左右の耳、尻尾、それぞれが日替わりで違う動物になるのを改善して欲しい。同じ動物の耳、尻尾に統一したいっていうんですね。妹さんもすごいな。さすが美夜子の妹だけある。しかし頼まれてほどなく統一確定再シャッフル薬なんてのを出してくる美夜子。この人、やっぱりすごいのか? でも、その薬、失敗作なのかまんま犬になるっていう、いやもう、酷い展開でしたよ。一夜明けたら美朝子も人に戻れたからいいけど、戻らなかったらどうしたんだろう。なんか、そのまま飼うつもりっぽい感じあって、ほんと酷い姉さん。でもこれが美夜子らしいと思えるから、なおさら酷いです。
『三者三葉』。初詣ですよ。扉絵のふたり、薗部と先生、ふたりとも魅力的でいいですね。着物美人ですよ。なのに本編となると、薗部さん、あんなにも残念で、いや、でも、理由もなく現金が欲しいというその気持ち、めちゃくちゃよくわかる。三人娘の初詣のお願いごと。皆、それぞれに酷いんだけど、たくさん食べられますようにといってる双葉、これが一番普通ですよね。だって、健康祈願だものなあ。いや、それをいうと葉子様も商売繁盛だから普通か。そんな中、葉山ちゃんひとりが、なんか怪しい邪教のような雰囲気ただよわせていて、どうしてこうなったのか。西山はここまではまだ辿り着いてないっぽいですね。しかし、全体に穏やかな今回。気の置けない友達たちと、自由に自分たちらしさ発揮している、そうしたところが魅力的な回でした。
『佐藤さんはPJK』。新キャラ登場ですか? 影の薄い、目立たない女の子。それはいいんだけど、朝、まがり角で鈴木千春とばったりぶつかってしまうも、目の前から瞬時に消えさって、いや、それ、影が薄いとかいうレベルじゃなく、忍者かなんかの域に達してない!? スパイとか工作員とか、絶対適性あると思う、この子。千春のパンを持ってきてしまったり、しかもそれハトにとられてしまったりと、間が悪い? そんな印象与えてくれるんですが、なんとこれら、朝のテレビの星座占いにて予告されたことばかりだったっていうのね。その内容はあまりに極端で、この子に特化しすぎてるのもおかしいんだけど、そのおかしさをこの子自身が認識してたっていうのもおかしかったです。占いにしたがってダンボール装着してって、そういえば千春も前にこんなことやってたな。そのダンボールとPJK佐藤の対決。あからさまに人間業じゃない動きしてる佐藤がすごい。そんなPJK佐藤にこの子の気配もろとも姿を消す技が認められるっていうのね、いい導入、いい紹介だったといっていいんでしょうか。いや、けど、インパクトはあったなあ。この子、山本渚。千春、佐藤とどんな風に関わっていくのか、期待でありますね。私は気にいりました。
- 『まんがタイムきらら』第16巻第9号(2018年9月号)
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