2018年8月7日火曜日

『まんがタイム』2018年9月号

 『まんがタイム』2018年9月号、発売されました。表紙は『おとぼけ部長代理』をメインにしまして、夏祭りの情景ですね。部長代理はねじりはちまきしめまして、踊りの太鼓を打っている。そして女性陣は浴衣で登場。『レーカン!』天海さん、『瀬戸際女優!白石さん』白石さん、そして『花丸町の花むすび』花子でありますね。白石さんは盆踊り。若いふたりは屋台の食べものがお目当て? りんご飴持ってる天海さんに、イカ焼きの花子。ちんまり座ってる姿、これはいいですね。本編で見せた失点、補ってあまりある笑顔です。

『さわらせてっ!あみかさん』。股のぞきで探すと失せもの見つかるおまじないとかあるんだ。はじめて知りました。で、それはいいんだけど、あの重力による顔の変化ね、妙におかしくって、あごがほっそりっていうのね、ただ、なんというわけもなく無性におかしかったです。さて、今回はかがりのマット運動です。練習しようと体育館にいくんですが、その途中経過がまたおかしくて、沙織は変にナーバスで、かと思ったらドライだし、お呼びがかかって浮かれすぎたまひろの失敗も。いや、それでいけなくなるの!? どんだけ打ったの!? やたらとスパルタの気配ただよわせるあみかに抵抗試みるかがりとかも面白かった。今回、沙織の出番、少なかったですけど、最後の落胆するところ、あの多段で落ち込んでいくプロセス、面白いのだけど、なんか読んでるこちらにもダメージ加算される勢いでしたよ。そうか、沙織ちゃんも大変なんやなあ。

『ハニトラなんか怖くない!』。派遣の山田さんに狙われているっぽい綾小路。いろいろ気遣ってくれるんだけど、それらいろいろ、どう見ても綾小路に好意持って、なんとか気をひこうとしてるんだけどさ、それが綾小路は怖い。きっと自分に取り入って仕事の秘密を奪おうとしてるんだ。このシンプルな設定が見事に活かされて、ほんと、この漫画、面白い。いつまでこの誤解続くんだろう。いやむしろ、綾小路の誤解、どこまで深まろうというのだろう。今回はそこに下のオフィスの人まで加わって、ああ、ついに名前が出ましたね。立花さん。この人、綾小路の名前を覚えてた。あの瞬間の綾小路の恐怖というか不安というか、すごかった。でもって、それ以降の展開ね、立花さん、上気してるよ、いったいどうしたんだ。なんかのマニアなの!? そう思ったら、いや、こっちの方がむしろ綾小路にまつわるなにかを狙っているっていうのかあ。立花のいうあの品とはなんなのか。綾小路、モテるなあ、って思ってたの、立花に関してはどうもそうではないのか!? いやもう、謎は深まるばかり。いや、でも、立花さんのいうの、なにかマニアックな趣味の品のような気もするんだよ。

『見上げればいつも妹が。』。兄妹でお祭りに出掛けました。やたらはりきってるツブテがおかしい。そしてたこ焼きの売上に貢献しそうな遥。いや、この子、やっぱり可愛いよね。人混みの中、はぐれてしまった遥とツブテ。浴衣の袖を引いてるのがツブテと思ったら、見知らぬ男の子だったっていうんですね。その子を肩車してツブテとその子の妹探すんだけど、その時の会話、よかったなあ。遥がお姉ちゃんって感じがする。でもって、ツブテはツブテで迷子の妹、ミナを見つけてくれていて、ああ、こっちでも肩車。ミナ、やんちゃで可愛いなあ。ツブテにクレープねだってるよ。このふたりの様子見てね、ちょっと自分たちのこと振り返ってしみじみとした表情見せる遥が不思議と美しかったです。ええ、遥、この子、いい子ですね。しんみりとした夏の終わりの情景ですね。

『となりのレトロガール』。小坂俊史の新作です。アパートの隣人から助けを求められた。テレビが突然映らなくなって……、といわれて見てみれば、なんとブラウン管テレビ。ふっる!! の表現。自分の手にはおえないっていってますけど、このテレビ、どう見ても地デジに対応してないから、電器屋さんにもどうしようもないって思いますよ。でもって電話も黒電話。いったいなんなのか。80年代ブームの行き過ぎた例なのか、みたいなこといってますけど、これね、まさかのタイムスリップものとは、見事に予想外でした。すごい。ネイティブ80年代の夏川椎子22歳と、まさしく現代人の今井現24歳。この35年のギャップがちょくちょく現れるところね、面白い。リニアモーターカーがまだ走ってなくてがっかりしたり、フリーター、フリーアルバイターの印象の違いとかね、ほんと面白かった。でもって、部屋ごとタイムスリップしてきたという椎子の部屋の様子ね、あの衣装ケース? あれ、ほんと、なんか懐かしい。そうだよ、こういうのあったよ、はやってた。この漫画、おぼろげでも80年代を知ってると相当に面白くなりそうです。

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