2018年8月8日水曜日

『まんがタイム』2018年9月号

『まんがタイム』2018年9月号、昨日の続きです。

『茨城ってどこにあるんですか?』。筑波山取材! というので茨城ビギナーの鈴子も登山にチャレンジ。高尾山にも飽きてきたとか、なんかよくわからないこといいながらいやにやる気見せてるんですけど、大丈夫? 山をなめてて大失敗とかになるんじゃないかなあ。そんなこと思ってたら、当日、ヒラヒラのスカートできちゃいました。ああー、これ、あかんパターンなのかな。そう思ったら、なんのなんの、一緒に登ることになったミライさんを置き去りにする勢いで登れるんだ。途中合流した上国料も驚く登坂力。ミライが、天狗か? と思ってるとこ、面白かった。都会育ちのもやしっ子、世間知らずのお嬢さん、そう思わせておいて、実態は超人的身のこなしを誇る女天狗だったとか、いやもうかなり好きになっちゃいましたよ。ミライがゼーゼーいってるのに、鈴子、ケロッとしてるのもすごい。これが若さか? いや、若さでくくっちゃいけないなにかだと思いました。こうした面白おかしいやり取りに、茨城の、筑波山にまつわる神話やらいいつたえやら見どころやらをきっちり添えてくれてるところもグッドでした。漫画の面白さと情報、いいバランスでつりあってました。そうそう、ミライの恋模様? あれもいいですね。あの写真とか、いやちょっと嬉しいボーナスでしたね。

『瀬戸際女優!白石さん』。舞台に挑戦することになった白石さん。相手役となる小川紫、16歳とのやり取りが面白いですね。やたらフランクな紫。白石と地元が一緒。しかも母が白石の過去を知っている! というか、酒ビンで殴られた仲か! これ、知られちゃいけない秘密じゃんよ。どうなるの? そう思ったら、いやいや、むしろ紫との距離、縮まって、むしろ悪くない出会いですよね。紫の母は5回目の結婚をして、今は新婚旅行中。いろいろあって大変だろうに、グレもせず健気に舞台に、演技に向き合って頑張ってるって、白石感動しちゃって、もうほんと、この距離感悪くない! しかしあんまり距離が近すぎるというか、白石、地が出ちゃってるよ。フライパンごと食事を出して、それに対する紫のコメント、やばいよ白石さん……。めちゃくちゃ面白かったです。紫の演技力に圧倒された白石だけど、しっかり食い付いて結果出していくところは、描かれたプロセスこそはコミカルだけど、実によかったです。ラストの母のくだりもよかったと思います。

『ウレ漫とガケ漫』。面白かったです。白井、アシスタント先、神木の仕事場に自分の原稿も持っていったんですが、それに興味津々の神木とか、ほんと面白い。ミステリアスだったこの子がこんなに。それだけ白井との距離が縮まったって考えたらいいのかな。見事子供みたいで、ほんといい関係だなあ。今回は台風直撃してるようで、交通機関もストップ。それで、ここに泊まっていくよう勧められるんですが、ああ、瀬戸さんがいるから大丈夫ですね。いや、白井氏ならかりに神木とふたりきりでももちこたえそうな気がするんですが、やっぱり対外的にもちゃんとした歯止めのあったことわかってる方がいいですよね。瀬戸さん、ナイスです。夜、自分の原稿をやってる白井に神木が興味持って見にくるところ、これもまたよかったですよ。漫画の生原稿だ〜、スゴイ…! って、君の方が、君の方が売れてる! 他の人の生原稿見たことないとかね、それから漫画以外の経験がないとかね、そういういろいろがちょっとコンプレックスになってるみたいで、そうした悩み? 不安? うちあけられる相手ができたこと、これは本当に神木にとってもよかったんだろうなあ。白井氏、いい先輩じゃありませんか!

『お天気おねえさんの晴れ舞台』。なにかしら失敗しないではおられない琴音。はたして今回はなにをするんだろう、って、打ち水の実演して見せたそれがお酒だったっていうんだ。酒どころ西条にて、酒造メーカーのレポートもしながらの天気予報だったんですね。お酒まいてしまったこと、平身低頭謝って、それ受け入れてくれた酒造メーカーの8代目、いい人でしたね。しかし見た目が、雰囲気が怖い。なのに、琴音が鬼みたいっていっちゃったことにショック受けたりして、見た目と違ってナーバス、優しい人なんだってわかりますね。その後も不器用さ見せてくれたりね、それで牧が気にいっちゃって、彼女はいないみたい? もしかしたらいい感じにお近付きになれるのでは!? そう思わせてそうならないところ、牧さんの不運ですよね。カメラの前で危うさ見せる琴音と、恋の前で危うさ見せる牧。ふたりのコンビネーション、今回も面白かったです。

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