『まんがタイムオリジナル』2014年7月号、発売されました。表紙、メインは『ラディカル・ホスピタル』山下さん。サッカーワールドカップを前にして、サッカーはサッカーでも、まさかのレフェリー、レッドとイエローカードを持ってVサインであります。あの笑顔、いいなあ。先月と全然違うぞ。イエロー? レッド? もらいそうになってるのは榊選手? 瀬尾選手が倒されてしまった? 微妙なところであります。そして解説は『らいか・デイズ』らいかと、おおう、なんかすごくちゃらくなった竹田です。
『満開!Sister』は、たけしの三者面談ですね。母と姉が学校にくるっていうので、なんだかばたばたしてるんですね。最初のばたばたは、たけしのために着る服を選ぶという母の言葉に焦るたけし。次は進学先ですね。行き先をどこにするか、そして自宅から通うかあるいは一人暮らしか。カンナの押しにさくらのクールな指摘。ああ! そうよ、さくら、そうよ、そうよな。学校での様子。腕組みのくだり、面白かったです。サツキのいう腕組み、それをすぐさまたけしも体現するっていうのね。おかしかったわ。そして、なんだかわかっちゃってる先生。いや、ほんと、知らず外堀が埋まってる感、ありますね。
『よゆう酌々』、これ一番最後の締めがよかったですよ。タウン誌の取材がくる。その日付を決めるというのね、早起きするのが嫌だからというので、保健所の立ち入り検査の日と取材の日を合わせちゃうんですね、女将が。この人のこういうずぼらなところ。これ、いろいろあかん気もしますが、反面この人のチャーミングなところでもあると思わされるんですね。えへへって、ほんと可愛らしい。でもってラスト、かつてのみもりの取材がですね、やっぱり保健所立ち入り検査と同じ日で、ああ、やっぱり母娘だ! そんな落ち。赤面する女将が素敵でした。
『おかん』、いや、ほんとにおかしいな。雨の日、なんとかーちゃんが泣いている。町内会のピクニックが雨で流れたっていうんですが、それが悲しいんじゃなくて、晴れ女として雇われたとかいうのか。3千円! 毎週土日が晴れ女の日で、なんかもうプロだなっていうジュンの言葉が本当におかしかった。しかし、自然には勝てない。どんどん腐っていくかーちゃん。平日なら晴れるのか。ほんと、なにやってもうまくいかなくてっていうね、そうした様子、ネガティブかーちゃんがおかしかったです。でもって最後、あのとどめ。いやもう、この徹底、見事でした。
『春雨平安日記』、夏子の可愛いこと! さて、本編ですよ。ほんと、平安とかまったく関係ない割り切り、これがめちゃくちゃ面白い。なんせ、のっけからスパイごっこ。5分以内に爆発するとか、ほんと、時代を超えてます。回覧板にピクトグラム。あの烏帽子かぶった頭、それを未来人が評価する、あの一言が最高におかしかったです。これ、春雨のおかしな振る舞い、それも面白いんですけど、夏子も負けてないですよね。ジャージ。うん、可愛い。ツンデレ、って、うん、失敗してるし、それ。陰気な冬子もいい感じ。って、自分の髪の毛、それってあるあるなんだ。いい感じに力の抜けたコメディ。実に楽しいです。
- 『まんがタイムオリジナル』第33巻第7号(2014年7月号)
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