『まんがホーム』2014年6月号、昨日の続きです。
『うちの秘書さま』は、坊ちゃんがなんとお見合いですってよ。七瀬のことが好きだから、お見合いなんてしたくない。そう思ってたのだけれど、どんな相手かは気になってしまう。うん、まあ、その気持ちはわかるよ。君はおかしくない! 面白かったのはメイド諸君ですよ。メイド長なのかな? 彼女が他のメイドをネチネチといじめる。なぜ!? 若奥様がきた時のこと考えて、いろいろシミュレーションしてるっていうんですね。いやもうめちゃくちゃ面白い、というか、メイド長が色っぽいよ! シミュレーションはさらに発展して、七瀬につめよるメイド長。いやもう、ドロ沼パターンだそうだけど、こういうのが好きなんだなあ、この人。昼ドラ風ってやつなのでしょう。しかし今回のはじめの様子見ていると、やっぱりまだまだ子供で、ええと、甘やかされた子供? 七瀬に気持ちが届かんどころか、恋愛の対象として見てもらうにはまだまだ時間がかかりそうです。
『はっち・ぽっち』はハチたち犬の目から見たエピソード。面白かったですよ。朝、なかなか起きないポチ子を起こすのに苦労してるハチ。遊んでもらいたがってる、そう見せて、本当はポチ子の目を覚まさせるための策なんですね。ハチの方がよっぽど大人なのであります。皿から落ちそうなパンを、あぶない、落ちちゃうと心配して見てたら、食べたがってると思われてね、あのちがうよ! っていってるハチの表情、もう最高。めちゃくちゃ可愛かったです。目覚め、朝食、そして忘れ物まで見守るハチ。よくできたワンコです。職場でのめーぷるとの会話も面白い。まだまだ子供のめーぷるも可愛い。ほんと、大変に面白い回、素晴しかったです。
『マチ姉さんの妄想アワー』、マチに兄がいるのか。それはいいとして、子供のころからポンコツだったマチ。小学校の理科で爆発おこすとか、いったいどうやって! さすがのマチ姉さんです。で、本編。元は犬です。いやもう、このインパクト! 最高だと思う。あのにこやかさが強烈だよなあ。ほんと、しびれる絵面でした。他にも、こぶとり爺さんのプライドとか、というか、あの涙目、めちゃくちゃ面白い。腐ってた瓜なんかも、もうね、最高。鉢かづきも実にいい。けど、鉢かづきの鉢って植木鉢だったか? 養老の滝の女心などなど、もうこの人、こういうこと思い付いて、それを絵にして漫画として面白く表現する、その手腕、実に見事。最高です。
『歌詠みもみじ』、いいじゃないですか。もみじがぼーっと上の空。恋!? お母さんそんなの許しませんよ! って、千恵はいったいどういうポジションを狙ってるんでしょう。それはさておき、もみじ、恋どころではなく風邪ひいた模様ですよ。保健室に担ぎ込まれて、けどこんな状態でも川柳は詠む、って、千恵か。千恵はほんともみじのことが好きなんだなあ。熱にうかされたもみじが、時世の句を詠みはじめたり、すらすら五七五が出てこなかったり、本調子でない様子が、おかしく、そして可愛かったです。今日は金曜、なので明日はゆっくり療養だねっていうんだけど、土日を風邪で潰したくないというもみじですよ。ああ、気持ちわかる。自分もそう思うくちであります。今回はほぼ保健室で話が進んで、あの千恵とまりなの会話に川柳を重ねる、いや、七七まであるから短歌なのか? あのもみじがよかったです。ちょっとずうずうしいくらいが可愛げあっていいですよね。
- 『まんがホーム』第28巻第6号(2014年6月号)
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