『まんがタウン』2014年6月号、発売されました。表紙は『クレヨンしんちゃん』、映画のロボとーちゃんも一緒に出て、けどやっぱりメインはしんのすけでありますね。そして『フミちゃんの東大受験日誌』、ヒロインフミコのカットもございます。
『フミちゃんの東大受験日誌』、新連載であります。柳澤フミコ、街で出会った王子様、水谷奏馬に勝手に運命感じちゃって、彼の勘違いもあって、東京大学を目指すことになるっていうんですね。ソーマはフミコも受験生、東大志望だと思ってる。けどフミコは、生徒自らが認める超バカ校の生徒。しかもフミコはその学校でも成績悪い方だっていうんですね。けど、フミコ頑張る。夜を徹して勉強したりもする。けど、フミコ、酷いな! ちゃんと問題文の意味がわかる、そのレベルで感動してる。無理だろ、東大は無理だろう。そう思わせるのだけど、これ、こっから盛り返すの? あるいは、このままいっちゃう? いやもう、その向かう方向がわかりませんよ。
『押しかけ時姫』、この町にも時代祭みたいなのあるんですね。春祭り時代行列。昔の衣装を着て練り歩く。それで海斗は甲冑を着込むことになるんですね。おお、どこぞのたけしが喜びそうだ。甲冑と聞いてやたらやる気の姫が可愛い。そして本番、姫役の大内の娘にプライドを傷付けられながらも、ちゃんとサポートするとかね、いい子じゃん。海斗の株も上がったり、それから姫がちょっとホームシック。姫のそうした感情、これだけ明確に描かれたのははじめて? メランコリック時姫と、海斗が姫にとっての支えになってるこのわかる、そうしたエピソード、姫の様子、たいへんよかったです。
『居間には今外国人がいます。』、ミヒャエルがいなくなると、この家の家事、ここまで滞るのか。しかしいったいなぜ? 休養? 家出? いや、どちらでもなかった、というか、序盤に答出てるじゃん! ミヒャエルがいないとご飯を作ってくれる人がいない。というわけで、皆がそれぞれ自分の国の、文化の朝食を作ってみせるってんですね。わおー、マカロニチーズって聞いたことあるな。って、これ、乱暴な飯だな。別名チーズマカロニって、まんまじゃん! イギリスとかアメリカの料理なのか。今度うちでも作ってみよう。そしてマイケルの用意したお弁当、わーお、ピーナツバターサンドだ! これ、アメリカのカートゥーンで見たよ。ルーシーとかが持ってた覚えがある。けど、ほんと、簡単というか、これ料理のカテゴリーにいれていいのか? ってレベル。ちょっとひいてる同居人もまた面白かったです。そしてミヒャエル帰還、って、もともと同じ敷地内にいたんですけど、彼のアイデンティティが見事に家事になってる。ほんと、不思議な魅力ある人ですよ。
『涙の数だけ輝いて!』は、晴香メインのエピソードですよ。って、唯のドMネタがないのか! ショックだ! これって一種の放置!? けども晴香、いつもツンツンしてる彼女のいまだ語られていない側面。いつも持ち歩いている写真、あれはなんなのか、なんですね。それがわかったのは、IDL108との合同ライブ、その打ち上げでですよ。月島優香が晴香に見覚えあるという。晴香がIDL108の熱心なファンだったっていうんですね。そして写真の謎、なんとIDL時代の直子の写真。ああ、なるほど。この子、直子に憧れてアイドルを目指したんだ。直子には負けない、そういっていた言葉の向こうにある気持ちとはどうしたものだったのだろう。いろいろ思わせるものがある、晴香という人の奥行きが違って見える、そんなエピソードだったと思います。
- 『まんがタウン』第15巻第6号(2014年6月号)
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