2013年10月18日金曜日

『まんがタイムファミリー』2013年12月号

『まんがタイムファミリー』2013年12月号、昨日の続きです。

『カラフルぶらぱん』、なつが男子ということを忘れかけてる昨今、いやいやなるほど、面白かったですよ。お客様には悩みがあった。店長推定Fカップ、亜紀推定Eカップ、相談なんてできないっていうんですね。それでなつに白羽の矢が立った。胸が小さいことを気にしている。って、なんだよ、そんなこと気にするなよ! 胸を張れよ! といっても、そうはいかないのがコンプレックスですよね。詰め物してるので、見た目には結構なもの。こうやってクラスのみんなに嘘をついてきたっていうんですね。あの、シリコンパッドを入れられないからとスライム入れたり、それで都市伝説を生み出したりって、この展開、めちゃくちゃ面白かったです。そして明日の身体測定、それをなんとかしのぎたい。けれど下着姿になれば、乳の谷間でなくて肋骨のくぼみ、って、いいじゃないか! それがいいんじゃないか! 最高じゃないか! プロも認める堂々のAカップ。最高のヒロインだと思います。レギュラーにはなりませんか?

博士の白衣女子攻略論』、最終回ですよ。丹沢さん、異動から一年。新しい部署はちょっと物足りなくて、日常に感じた疑問、それにしつこいくらいに答え、解説してくれたハカセのような人がいないっていうんですね。そんな丹沢さんが分析に返り咲きですよ。いやもう嬉しそうな丹沢さん、よいですよ、めちゃくちゃ可愛い。まあ、赤星さんはクールなんですけどね。ハカセの娘さんが高校生になってたり、白銀くんが博士になってたりと、いろいろ変化はあったんですが、ハカセはやっぱり変だったり、白銀くんはやっぱり立場弱かったりと、変わってない分析の面々。ああ、いい雰囲気だなあ。そう思えるラスト、よかったなあって思いました。しかし塩見さん、厳しい人なんだ。いいですね!

『ひかり!出発進行』、面白いなあ。今回は切符の話。ああー、今の人は硬券とか知らないよね。自分もほとんど知らない。国鉄時代に、自動改札じゃない改札通る時に硬券にハサミ入れてもらってたっけかなあ、みたいな感じ、ほんと、さだかじゃないんですよ。そんなわけで硬券を知らないひかり。硬券、そして鉄道鋏にときめく太郎ちゃん。あの自作硬券、あれはいいよ。あれはちょっと欲しい。そりゃ宝物みたいになりますよ。で、ICカードのひがみ。最高に面白かったです。そして足跡。そしてひかりの父。ああー、トマトさんってのがそうだったんだ! 驚きの展開でしたよ。ほんと、びっくりしました。

『かしこみかしこみ』、もう最高じゃないですか。山の動物たちが畑を荒らすというので、山を治める奏衣様の兄にお願いしにいくというんですね。ムクと山椒が。この山はムクのふるさと。だから道はまかせてっていうんだけど、見事に迷子になるのがムクらしいですよね。ふたりを助けてくれたのが兄神様である原生様。どう見ても地元の兄さんにしか見えない。そしてムクの人気ですよ。ヒーローなんだ! 知的、スタイリッシュ、皆の憧れ! 兄神様のことは聞けなくとも、ムクのいうことなら聞いちゃう。そんな動物たち。約束して、その約束を思い出させるためにムクの写真を貼ろう。そうしたら、ムクさんのブロマイドだ! 大人気。いやもう、面白かったです。

『地味なコ、派手なコ』は皆で紅葉狩りにいくんですが、初芽も参加、この子は西條サンの地味活が嫌なんですね。しかしこの子もいい感じですよ。地味とダサイは別物だよ! 西條サンをダサいと一括する。そして山でのやりとりも面白い。西條サンは初芽からしたら憧れの先輩だけど、決して遠い人じゃないってわかる。しっとりとした千草の雰囲気、対してなんか軽い西條サン、ほど遠いねっていって笑う。ああいうのがね、皆の近しさ感じさせて、本当にいいなって思ったのでした。そして千草に、西條サンの地味活をやめさせましょうという。答えて千草のいう、地味活に感謝してるのという言葉。もし西條サンが地味になろうとしなかったら、きっとお友達にはなれなかった。こうして初芽とも仲良くなれなかった。それはきっと初芽にも嬉しかったんだろう。ちょっとすねちゃって、そうしたところも可愛い。ええ、皆が皆、それぞれの魅力を持って可愛いと思える。それがこの漫画の魅力なんだろうなあ、そう思ったんですね。ほんと、いい漫画ですよ。大好きです。

  • 『まんがタイムファミリー』第31巻第12号(2013年12月号)

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