『まんがタウン』2013年11月号、発売されました。今月は4日発売だったんですね。表紙は『派遣戦士山田のり子』、のり子が飛行機に乗っている。機体の上に正座で座ってるんですね。これ、今月からキャビンアテンダント編がはじまるから、こうしたイラストになっているんですね。他に『クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』、『うちの大家族』、『押しかけ時姫』のカットもございます。
『押しかけ時姫』、今回は時姫の部活動体験ですよ。部活をいまいちわかってない時姫。小山さんにさそわれて、いろいろ部活をまわろうとするんだけど、なんせ今の時代のこと知らないからなあ。乗馬とか牛車とかアイスとか、微妙にはずれたことをいいながらも、お嬢様と誤解される時姫。そして茶道部の見学にいって、今だと伝統の趣味だけど時姫からしたら最先端の流行りもの。ああー、時姫の時代にはもう存在してたんだな。そしてやっぱりいまいちわかってない時姫。あの大内さんに張り合ってるところ、可愛かったですよ。
『居間には今外国人がいます。』。この家の外国人は、地味に古かったり微妙だったりするネタに詳しいのだなあ。さて、万希の突貫で作った工作が入賞したんだそうです。一日で作ったものが評価されるなんて認めない、納得してないミヒャエルはほんと真面目な人ですよ。けど、万希が選ばれたのにも理由がある。絵が多い。麺類が多い、って、いかすな、この学校! そして市販のキット。なんと、市販のキットは駄目なのか。調子にのる万希に、鼻っ柱を見事に折るミヒャエルたち。あの泣いちゃう万希は可愛かったんだけど、その表情にみんな故郷の弟やら下の子やらワンコやら思い出して、いやもう、微妙なもらい泣き。その後の反省? もおかしかったです。ところで万希の両親ってアーティストだったんですね。絵で見るかぎり、なにが専門かは不明でありますね。
『涙の数だけ輝いて!』は握手会の風景描いて、いやもういい感じ。直子のところには、ファンよりも相談の方が多く寄せられるんですね。あの、涼さまに男性にも優しくってのは、実にナイスでした。それでも健気にファン活動続けるんだなあ。偉いなあ。しかしファンもすごい。唯のところには、なんともいえない応援? 感謝? してるお嬢さんがきて、そうかあ、唯の歌で自信がついたか。涼さまのところでは喧嘩が発生するし、そして晴香。ああー。厳しいんだか、あるいはいい子なのか、わかりにくいけど、いや、いい子なんだろうなあ。唯がですね、あの歌のこと、結構傷ついてたってのがなんかよかったです。これは漫画だけど、実際にも漫画みたいな、あるいはそれ以上のお客さんとかいるんだろうなあ。けどピュアドールズのファンは、なんのかんのいってもいい人ばかりで、見てて面白い、よかったですよ。
『ケイくんとアヤメさんがルームシェア』は、おお珍しい、宮本君にスポットライトですよ。莉理のしもべみたいなことやってる男の子だけど、莉理のことが好きなのか? でも莉理はケイくんのことが好きだから、つまりはただのマゾなのか? そんな風にも思える彼だけど、そんな彼の下僕活動のルーツ、それが語られたというんですね。遡って幼稚園時代、遠足にて迷子になった莉理と宮本君、ベソをかく莉理をはげますためにいったこと、それが微妙に間違えてたもんだから、莉理がえらそうに、そしてご主人様になったっていうんですね。なんだかんだで仲がいい。ただ下僕にされてるってわけじゃないんですね。そうしたふたりの関係が見てとれて、なんだかいいエピソードでした。
- 『まんがタウン』第14巻第11号(2013年11月号)
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