『まんがタイムオリジナル』2013年7月号、発売されました。表紙のテーマは旅行? 青空? なんなのだろう。キャビンアテンダントになった山下ナース。あの髪形、いつもと全然違っていて、けどこういうのも可愛いなあ。落ち着いた風になるんじゃなく、これでもなんだか元気そう、そう思わせるところがこの人のらしさなんだと思います。紙飛行機に乗った榊機長がいいですよね。あと、自力で飛んでる師長! この他に『小森さんは断れない!』、『ちまりエンプティ』、『らいか・デイズ』のカットもございます。
『満開!Sister』、武士がかっこいいよ! けど侍かぶれな高校生という紹介が台無しにしてて、いやもう、いい感じ。いや、でも、かっこいいよ。さて、そんな侍かぶれに優しい姉が差し出した侍グッズ。なんと、ちょんまげのかつら。宴会グッズ! しかし、ここからカンナのターンなんですね。髪伸ばそうかな。いろいろ髪をいじって見せて、そしたらたけしが姉の色香に惑う惑う。うなじに魅せられ、ウィッグでもってロングにしたら、みごとにときめいてしまって。ああ、たけしはロングヘアのお姉さんが好きなのね。そういや、サツキもそうでしたね。ストレートロングに動揺し、ウェーブにドキドキし、姫カットにやられる。脱ぐな! はしたない! じゃなくて、台無しだ! なんだ。いやもう、そろそろたけしさん、素直になったらよいのにね。いいお姉さんでよかったなあ、たけしよ。
『小森さんは断れない!』。わお、すごく色っぽいよ、小森さん。まさ子のうちのお風呂が壊れてしまった。なのでみんなで銭湯にいくんですね。なるほど、さすがにお風呂借りるのは躊躇するのね。コイントスで市場近くの銭湯に決定。他人に裸を見られてしまうことに思うところあり、というのは、やっぱり内風呂時代の子供たちでありますね。って、自分もなんですけどね。めぐみがやたら恥ずかしがっていて、なんだか意外というか、それでもやっぱりというか、でした。小森家で銭湯がブームになるとか、面白い。アミューズメント空間としての銭湯、ちょっといつもと違う、そうした感じがよく出ていて、たまには銭湯も面白そうだなあ。そんなことを思わされたのでした。って、うちの近所には銭湯とかないな? もうそういう時代です。そして大森くん。小森さんのこと意識して、ええ、色を知る年頃でありますね。彼、いいアクセントになってますよね。
『ゆらゆら薬局プラリネ』。前回の池田発熱。そして新事実ですよ。あー、そういうことか。池田と社長が同棲!? いや、同性なのだそうですよ。池田の可愛いもの好き、フリルとかヒラヒラが好きなの、なるほどそういうことかと納得。いえね、てっきりね、池田のこと、少女趣味、女の子になりたい系のお兄さんだと思ってて、いつか山内兄との間にゲイ的展開が繰り広げられるのではとわくわくしてたんですが、その芽が完全につまれてしまった。おおう、残念だ! けど、これは、今後池田と兄貴が接近して、ついには妹ばなれ! とかそういう展開があるのでしょうか。あるんだろうなあ。ということで、今後はこの方面に期待を繋げていきたいと思います。しかし、池田、好青年だなあ。山内もいいやつだなあ。
『よゆう酌々』は、大女将が帰国ですよ。ずいぶん久しぶりと感じるんですが、女将、もうほんとつい最近も会ったことがあったかのようで、この感触はリアルな母娘っぽさを出してますよね。そして語られる、先達ての食い逃げのこと。ああ、そうだった、大女将の時にもそういう話があったっけ。置いていかれた封筒、そのエピソードから繋っていたんだ。はっとさせられて、ほんと、細やかだなあ。感心したのでした。しかし、みもりの大女将、いいですよ。自由闊達、娘の昼食を奪う。って、粧子さんもか。そして戸田くんが帰宅、彼がスカウトされるにいたった話が語られて、いや、これはいいよ。大女将、やり手だわ。ほんと、やたらとシビア。ずっと帰国しなかった理由、それもほんと見事。やられました。
- 『まんがタイムオリジナル』第32巻第7号(2013年7月号)
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