『まんがホーム』2013年6月号、発売されました。表紙は『らいか・デイズ』らいかをメインに、母の日でありますね。カーネーションを手に掃除機を担いだらいか。なるほど、お手伝いをしますよ、家事をかわりますよ、ってことですね。『オトナのいろは』綾乃はお手伝い券、肩たたき券、背中流し券、『ようこそ!オーロラ百貨店』はえにちゃん水菜がカーネーションを持っています。そして異色の存在、『孔明のヨメ。』から徐庶であります。
『ただいま独身中』、楓の恋愛模様、今なお逆風が吹いているようです。姫くんとのデートがキャンセル。とはいっても、向こうは楓を攻略する気満々ですよね。姫くんに、職場では桂さん。なんだよ、モテモテじゃん。いや、だからといって決して楓側が乗り気でない? 少なくともノリノリではない、そういう噛み合わなさは、ある意味恋愛のリアルなのかも知れません。タイミングのあうあわないって大事だなあ。しかし面白かった。楓にいろいろ文句をいってくる同僚、あの人がなぜつっかかるかの理由がわかって、ああ、なるほど、傘マニアだからなのかあ。って、すごいな操、そんなつっこみはじめて見た。そして姫キャンセルの件、その背景がちょっと見えて、これは次回、いろいろありそうだなあ。面白そうです。
『いぬにほん印刷製版部』、いい感じに進んでますね。なるほど、自分が仕事で関わった本、買っちゃったんだ。これが自分の仕事なんだ、そういう気持ち、なるほど紙谷のフレッシュな感じがよく出てますね。しかし先輩安田さんは、そういう感慨からは程遠いようで、もう慣れた? ただ自分の前を通過していくだけのものになっちゃったのか? そうした温度差はなるほどいろいろ思わせてくれて、けれど安田さんが決していいかげんだとか、ぬるいとか、そういうことはないっていうんですよね。製版の仕事、その成果、それはただ嬉しいってだけじゃなくて、責任も伴うんだっていうこと。それをきっちり態度、仕事への姿勢で示してみせて、ああ、なるほど、慣れたんじゃないんだっていう、ただ喜ばしいだけじゃないっていうその向こうにあるものを提示して、これはいい仕事ものとしての見せ方だなあって思いました。そして、「あ」。最後まで面白かったです。仕事って大変だなあ。
『まりかちゃん乙』、今回もやっぱりめんどくさいまりかちゃんです。扉のりの、可愛いなあ。頭がよくて頼れるしっかり者、せいらにもゆなにもいいところがあって、けれどまりかにはない。それでゆな、りの、せいらに自分のいいところを聞き出そうっていうんですね。まりかのよさって、なんのかんのいって愛されてる、その人好きするところなんじゃないかなって。ウザいのめんどくさいのいわれながらも、こんだけ友達がいるわけだよ。せいらなんかは、からかって面白がってるところもありますけど、反面えらいことまりかから攻撃されたりしてるのに、まだ友達やってる。いいじゃん、まりかちゃんのよいところは、その愛されやすいところだよ。なんて思ってしまう回でありましたよ。しかし本当に、りのの巧みなまりか扱い、それを見て自分はまだまだだ、もっと頑張らないとと決意するゆな。いや、ちょっと待ってくれ。もしかしてこの漫画で一番やばいのは、ゆななのか? なんだかわくわくしてきましたよ。
『おかあさんがいっしょ!』、おお、戻ってきたんですね。パワーアップして帰ってきた! んだそうですが、基本のテイストは以前のとおり。面白いですよ。ちょっと絵柄を変えたんですね。なんだか全体的にフレッシュな感じ、玉男もなんだか若々しくなったようで、みい子も可愛さ増した、そんな雰囲気。お母さんも、なんか凛々しくなった? そんな感じがします。絵の雰囲気もちょっと変わって、時間もずいぶんあいて、けれどこうして読むとそのブランクや違和感を感じさせませんね。面白い。最後の一本、公園で昼寝の落ちなんか、大変に面白かったです。
- 『まんがホーム』第27巻第6号(2013年6月号)
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