『まんがタイムオリジナル』2013年7月号、先日の続きです。
『かでん屋さんの基礎知識』は、いい扉絵だなあ。執事なのかな、執事だね。いつもの家電屋さんの制服、あれもいいですけど、自分はこういうかっちりしたものの方が俄然好きなのだなあ、そう再確認させられる素敵なイラストでした。で、これ、ちゃんと内容に即してるんですね。今回は新商品の勉強会、メーカーから営業さんがやってきて、新商品の説明をしてくれる。五十六電子の仁井原、えらい困った兄さんだけど、有能なのは間違いないっぽい。ドライヤーの説明、使い方、デモンストレーション、そのやりとりが面白い。風速計! そして売り場へ。相性はあるけど、売上はなかなかのもの。それに対抗する園宮。売り場を横断しての大活躍。それを認められて、コンシェルジュという役職ができるっていうんですね。なるほど、扉の執事姿、ここに繋がるのか。これ、今後、園宮たちの活躍、さらに期待できますね。うん、彼女は家電というカテゴリだけにとどまることなく、もっと輝けるスーパーヒロインなんだな。ええ、大期待でありますよ。
『ヒミツの家光』、春日局の画策、ついに判明しましたね。しかし、その前に、信綱ですよ。どういう種類の変態なのだろう、この人は。俺も混ぜろ!! 笑わないではおられませんでした。さてさて、十兵衛は家光のこと本当に心配して、家光によくなるように、そう思いながら仕えているんだなあ。そろそろ世継を考えないといけない。勝手に進められる縁談話。対し十兵衛は、おキヌとのことを考えて、その動きに抵抗する。さて、どうする? どうなる? いや、もう急展開ですよ。おキヌの汁粉屋に現れたふたり。姫様とその御付き。鷹司孝子だというんですね。って、史実が! 正室がきてもうたよ! おキヌ、どうなる!? というか、もうあかんのちゃうん!? ええ、当然こういう展開はあってもおかしくないんだけど、なんとなく、こういうのはないものと思い込んでいました。やられましたよ。
『ひよスタ!』、よいではないですか。マネージャーやってる兄貴、頑張ってる。テレビドラマの仕事、1名だけ、誰が出るのか、こんな役なら私が、あんな役なら自分が、いろいろ想像して話して、つっこんで、こうしたところだけでも面白かったんですが、兄貴、なんと3人全員に出演の機会を作ろうと担当者とかけあったっていうんですね。しかしこのエピソードで、妹大好きの兄貴というだけでなく、兄貴をしっかり応援する妹、双方支えあってることが示されて、こういうところもよかった。そして兄貴の台詞、端役という言葉に対していったこと、きれいごとっぽく響いたりもする言葉だけど、エキストラだからとがっかりする、端役だからと軽く思う、そうじゃないんだっていう気持ち奮い起こさせて、また自分自身を主役とするべくよりよく生きようと思わせる。ええ、いい台詞だったなって思ったんですね。ええ、いいマネージャー、頑張ってますよ、兄貴。
『鈴木くんさん』、この漫画、ものすごく気にいっています。同じクラスにふたりの鈴木リン。男鈴木も女鈴木もすごく可愛いんですよね。同じ名前で同じクラス、運命だね、付き合ったら!? みたいに盛り上がってる友人に乗せられて、面白そう便利かも! と思うのが女鈴木なら、結婚でもしたら通販の梱包間違ってとかれて最低呼ばわりされるかも! って、どんな想像力! 男鈴木くん、なに買ってるの、いつも!? 実に面白いのです。あの、身体測定の性別取り違え。男子の更衣室に踏み込んでしまった女鈴木に悲鳴をあげる男子たち。いかす! それに男鈴木、彼もまた素直で、もうほんとふたりともとてもキュート、チャーミングです。名前同じだからと、からかわれてもね、全然動じないふたりもいい。あのラストの展開ですね、もうほんと最高でした。大好きです。
- 『まんがタイムオリジナル』第32巻第7号(2013年7月号)
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