2013年5月9日木曜日

『まんがタイムきらら』2013年6月号

『まんがタイムきらら』2013年6月号、発売されました。表紙は『ゆゆ式』、ゆずこと唯でありますよ。ふたり背中合わせに並び立って、ふたりともに眼鏡、素敵! けど、雰囲気は全然違うのね。ゆずこの、えんじ色、赤いフレーム、こういうの好きなんですよ。いや、メタルフレームらしい、櫟さんの眼鏡も素敵だと思います。フレームのない、レンズの縁の描写、あのラインがいいですよね。ゆずこさん、あのうきうきとした、そう表現したい表情、姿勢、すごく可愛いです。唯は、眼鏡があるとつらいから、レンズから瞳孔をはずしてるのかな? そうしたところ、慣れない感じ? それもまたよいものだと思います。

チェリーブロッサム!』は夏も近づく八十八夜、水着回でありますよ。華麗にジャージをパージ、脱衣する先輩たち。あと、三葉も妹様も。あの、脱衣時の先輩ふたりのポーズ、いいなあ。それぞれに自分らしさを表現している。そうとしか思えないポージング。個性です。見事。しかし今回は、まさしく大咲の順番でしたね。気になる誰か、知らず膨らむ恋心、その核心に迫る、踏み込む大倉山の兄。三葉のカットは素晴しいなあ。花を飾りたいくらい。女の子四人、それぞれの魅力を再確認させられて、そして溺れた大咲と人工呼吸。これは大倉山先輩なのか? 兄貴に知れると大咲が危ない! いや、その兄貴が医者だよ! ということは、まさかの新丸子先生の流れもありうる? いや、娘っていってたぞ。などなど少々混乱しながら、しかし、これまで恋愛感情に距離を置いてきた? 自分だけはその埒外と思ってきた? そうしたふたりの急接近思わせる展開、これは新たな局面が開かれる? いやもうおおいに楽しみでありますよ。あと、ささのん、可愛いっす。

『コドクの中のワタシ』、面白かったです。ゴールデンウィークの出来事。あれしてこれして、最終日はアイドルのコンサート、連休を楽しみにしてる真由のところに先生がやってきて、家庭訪問なんだそうですよ。家族との面談とかはいらないんだ。あっという間に真由の番は終わり。その後、春日野麗華、天内優、リズと、家庭訪問を続けるんですが、その度に同行者が増えていくっていうのが面白い。神原瑞歩、ミィの訪問もありますね。しかし、ぐれ子が出ないなあ。そう思っていたところ、やっぱり最後にきましたね。自分の家に着て欲しい。宇宙船に真由を乗せて、自分の星に向かおうとする。結局ぐれ子の星にまではいかなかったんですが、宇宙に出て、ああ、なんだろう、いい感じじゃないか、そう思ってたら、しっかり落ちがついて、なるほどこれはSFなのかと思わされる展開。これがなによりの決め手になりました。やられた! そう思って、にやりとした。面白み、キャラクターの可愛さ、そこに一味盛ってくる。いいですよ。ほんと、よかったです。

『リリウムあんさんぶる』は、なるほど、うるかさんは普段コンタクト。花粉症だからと、コンタクトはやめ、教室の中だけ眼鏡にするっていうんですね。あの花粉症の人を冗談でもからかうなというの、よかったなあ。そして、うるか眼鏡、まな眼鏡、カリンも眼鏡、うるかの眼鏡を試しにかけてみて、この普段とちょっと違う魅力、もうただただシンプルな話なんですけどね、なんだかよかったなと思ったのでした。なんでもない日常の中におこる、なんでもないこと。それが普通の一日にちょっと違った音を響かせる。変わらないこと、新たに気付かされること、そうしたいろいろに皆の個性、人となりが伺えて、またそれも面白い、そう思わされたのですね。にこにこ厳しいいとなさんが素晴しかったです。

『みらくるえじそん?』、ゲストです。北の牧工業高等専門学校。高専か! 工業について学ぶ生徒たち。そんな中、主人公飯沼拓海は、彼女のことでいろいろ怒られる。って、彼女じゃないのか。で、いろいろ濡れ衣着せられてるのか。彼女と思われてる問題児は相川美咲、機械工学科の3年。拓海は環境都市工学科1年ですね。そして、美咲の友人、影山葵は情報工学科2年。発明部なる部にて、いろいろ作ってる。今はレーザー検知式のロケットパンチを作ってて、人体模型も一撃だ! 過激発明が問題視されてたりするわけですね。葵は美咲のことが好きなのか。拓海も部員ではあるのか。ともあれ、活動停止にならないよう、部活動の是正を行う。発明による人助けをする。ハードウェアは美咲がソフトウェアは葵が担当して、受付その他が拓海。はたして部は更生するのか? しませんでした。けれど、勢いあるところなどよかったなあ。なかなか見ない高専もの。これはという特色押し出してくださると面白そうかも、そう思いますよ。

『ふぉりぼら』、地味に面白いなあ。くぬぎの従妹がやってくる。その案内を、幽霊のときわさんにまかせる。お隣、たかねさんとのやりとりがおかしくてですね、まるっきり人まかせだったりするくぬぎの姿勢、ときわさんの赤テープとか友人証明とか、いろいろ変で、面白い。またくぬぎの従妹、みのりもやたら柔軟で、微妙に浮いてるときわのこと、驚きもしない。いや、一応は驚いてるのかな? しかしときわさん、すっかりご近所に受け入れられてるんですね。新参発見器って、その発想もおかしくてよかったです。くぬぎの外出できない、やむにやまれぬ事情。って、あれ? それじゃ駄目なの? 下着じゃないよね? 女心とかそういうのん? むう、難しいな。さてさて、みのり、くぬぎの部屋に着て、これは次回も登場なさるのかね。となるとナルシアノとの対面も期待できそうですね。

  • 『まんがタイムきらら』第11巻第6号(2013年6月号)

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