2013年5月11日土曜日

『まんがタイムジャンボ』2013年6月号

『まんがタイムジャンボ』2013年6月号、発売されました。表紙のテーマは部活スポーツ! いやね、最近知ったんですが、『ジャンボ』の表紙テーマって目次にちゃんと書かれてるのね。親切! というわけで、『レーカン!』をメインにスポーツしているヒロインたち。天海さんはラクロスですね。『じょしもん』美々はバレーボール、『乙女ほるもん』ミミはジョギングしてますね。他に『でり研』の特別編告知カットもございます。

『乙女ほるもん』は巻頭カラーですよ。ああ、やっぱりこの人のカラーはきれいだな。風波さんの服、チェックがすごく可愛いです。胸の下でしぼってるところ、チェックが斜めになってて、ちょっとしたアクセント、印象の違いになってるのがとてもいい。さてさて、今回は地球の安全のパトロール、遊園地にいくというんですが、怪人といえば遊園地、戦隊物からの連想なんだそうです。けどハナ、お化け屋敷がこわい。きっぱり断わる、あの表情がいいですよ。いつもはなんかふわふわしてるのにさ。お化け屋敷は二人一組でとのこと。じゃあ誰と誰がペアになろう、そう思ったら、ハナと女子力を残して皆いなくなってしまってた。しかたないからふたりで入るんですが、意識してるハナちゃんが可愛いんですね。ハナは良介のことを意識してる。ミミはミミで、手をつないでいるふたりを見て、心中穏かでない。いい感じに気持ちが育っていますよ。しかし、なにが面白いといっても、ミミのタマキへの対応でしょう。すごく冷たいの。容赦ねーべな。いやもう、ほんと報われないボーイです。

そして特別編、ミミが良介のところにきた理由です。って、たまたまか! いや、でも、地上に出ようと思った理由はちゃんと語られます。婚約がかかわってたんですね。地底人の婚約、それは絶対なのだけれど、ひとつだけ例外があるという。それは地上人と子をなすこと。しかもはじめて出会った地上人に限るっていうんですが、なるほど、それで地上に出て、良介に出会うこととなった。もし良介が女子力どころか、女子だったらどうなったんだ? ミミの親友、リンも可愛いですね。で、ミミ、この時点で既にタマキのこと避けてたんですね。ああー、タマキ、脈がないのな。もう徹底的に脈がないのなー。ほんと、容赦ないミミが面白かったです。

『おとぎのシソン』、順調に仲間が増えていきますね。早く人間になり隊、略してはんなり隊の部室をゲットするんだ。そういって、たまたま拾った演劇部の鍵、こいつを使って、演劇部部室に侵入する。けど、すぐとりあげられるよね。ネガティブになって、ウサギに戻ったところを目撃されるっていうんですが、それが猿カニ合戦の猿を先祖に持つ猿木柿音。そして舌切り雀の雀、雀野小箱。ふたりともに先祖返りしてしまう、樹美と日和の仲間だったんですね。しかし、小箱、酷い。舌を噛むと雀に戻る。そうしたらドSになる。柿音はドMになる。まあ、双方うまく支え合ってるようで、よろしいんじゃないでしょうか。雀の小箱、戻った時の記憶が残らないタイプなんだそうですが、なるほど、鶴の日和もそう。鳥類だから忘れやすい、そういうことなのね。これで4人。はんなり隊に入って、けどあんまり進展はしそうにないなあ。そのもたもた具合、その過程におこるごたごた、それが面白そうな漫画です。

『かみおとめ』は、めしあの洋装、可愛いなあ。淡いピンクのワンピース。やたら可愛いです。さて、和夏たちが自動車の免許をとるので教習所に通ってるそうです。そうしたら、めしあ、車に乗ったことがあるという。助手席に乗せてもらったという。それで落ち着かないのが和夏。いいですね、とてもいいですね。で、聞いてみたら、乗ったのって田植え機だった。あれ、助手席とかあるのか!? しかしこれでデートに誘う、そういう流れに持っていく森村は結構なやり手なのかも知れません。免許とれたらドライブしよう。森村の目当ては、和夏とめしあ、ふたりのこともあるのでしょうけど、えみねさんでしょうね。めしあもお出かけを楽しみにしてて、きんちゃくポシェットを作りたい。そしたらえみねが洋服買いにいこうと誘う。それが冒頭のワンピースですね。ほんと、和夏とめしあ、ほのぼのカップル。だんだんに意識していく。そうしたところとてもよく、また動物園を目一杯楽しんでるめしあもとてもよかったです。

『桜乃さん迷走中!』、大江さんがお見合いを頼まれたといって、いいかと問われいいんじゃないかと答える桜乃さん。って、桜乃さんがお見合いするのか! ひどいひっかけだな! ほんと、なんで私がお見合いの許可を桜乃さんに貰うのか、そういう大江さんの言い分、たしかにそのとおりなんですけど、いや、でもあの流れで桜乃さんの見合い話とか、さすがにわからんかったです。やられた。大江さんが桜乃さんに見合いを勧めた理由、って、あれもまた酷いな。押し付けあって、ふたり同時にいくことになって、って、そういうのも珍しいな。しかしその見合い相手ってのがなかなかに失礼なやつで、って、そりゃ友人のこと悪くいったら駄目ですよ。ずっと押されてた大江さん、桜乃さんのことを悪くいう見合い相手に怒って、いやもう、その気持ちはよくわかる。桜乃さん、すごくちゃんとした人で、すごくいい人だものなあ。その肝心の桜乃さん、大江さんを待ってロビーのソファでぐてっとしてる、あの雰囲気が実に桜乃さんっぽくてよかったです。最初はなんだか拾った拾われた、そんな関係のふたりでしたけど、一緒に暮らすうちに、しっかり友情を育んでるんですね。そうしたこと、あらためて意識させられて、すごくよかったです。

  • 『まんがタイムジャンボ』第19巻第6号(2013年6月号)

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