『まんがタイムきららキャラット』2012年7月号、発売されました。表紙は『キルミーベイベー』、そして『はるみねーしょん』、って、なにこれ、ものすごいな。ホワイトハウスと思しき建物上空に静止したエイリアンクラフトから、大量のはるみが降りてくる! やべえ! って、悪夢のような光景っていおうにも、なんかはるみの表情に毒気抜かれて、微笑ましい、ような気がします。ソーニャちゃんとやすなは画面のこちらがわで迎撃態勢をとっていて、けどやっぱりなんか微笑ましくって、やすな効果かしら。いや、ソーニャちゃんも負けてないと思います。
『けいおん!』は、下級生組の話でしたね。どうしても叩けないフレーズがある菫。もうすぐ引退しちゃう先輩たちの最後の学祭でミスをしたら、そういって心配してるんですけど、そこで直にちゃんと聞いてと機嫌を損ねたあの場面。ああ……。その後直は、菫を伴い直の家へ。弟が四つ子、意外としっかりしてるお姉さん、というか、強権ふるうお姉さん! ああ、もっと好きになりました。しかし、普段、あまり感情を表に出さない直だけど、感情はそうした態度の向こうに充分に動いて、豊かだったんだって知れるエピソード。とてもよかったです。丈の話、淡々とした直の指摘。そして家族の話。静かに語りかける、その様子なども大変よかったです。落ちもよかった。真面目な菫、ちょっとおっちょこちょいな直、そしてスーパーな憂。皆の性格よく表れて、機能してた。次回、学祭本番ですね。ああ!
『ベイビードール』、ゲストです。幼稚園に通う妹由奈のことが、好きで好きでしかたないお姉さん真菜。このふたりがメインでしょうか。妹好きすぎるあまり暴走ぎみの行動してしまう真菜に、きちんとしなさいとしかって見せる。幼い妹の方がずっとしっかりしてるという漫画です。真菜の友人、結衣がいい感じ。というか、つっこみ役ですよね。不審者そのものの真菜。指摘する結衣。結衣の妹は由奈の友達で、奏。ひとりを除いて皆しっかり者という漫画。総つっこみがよい感じです。
『ぱわーおぶすまいる。』は、まゆを狙う男子が登場。景佑、環は大騒ぎ。かくいう宗馬も心穏かではおられず、それでまゆとその男子の後をつけるというんですね。追跡の途中、みくが素晴しく可愛いです。宗馬の手がみくの頭にぽんと置かれて、宗馬は全然そんな気はないんでしょうけど、みくはちょっと頬を赤くしていて、たまらぬ。景佑や環が無茶な妨害仕掛けてる間に興味失って、大判焼買ってもぐもぐ、いや、ほんと可愛いお嬢さんです。しかし、これでちょっと自分の気持ちを嫉妬でもって意識した宗馬。ああ、みくの気持ちはどこに向かえばいいんだ!? ひとつ恋が成就すれば、そこには切ない結果もある。そんなことになるんだろうなあ。
『セカイ魔王』。魔物、食えるんだ! 自分の運命を理解した魔物のあの表情!
『ネガ→ポジ』は席替えの風景。クラスの子でも、親しくないと話し掛けられない、そんな綾乃の人見知り。それが再度確認されたといいますか、より一層強化されたといいますか、最初は音々の前にだけはなりませんようになんていってたのに、いざ離れてしまうと、音々の前でよかったとか泣き言いう。遠くから綾乃を心配する知沙。サポートの数々、実にいい。愛されてますよね。最後の最後の三国先生の誤解。あれもまたよかったです。勘違いというか、的外れというか、なんですが、でも親身であろうとしている先生はいい先生かもなって思ったんですね。生徒からしたら、困った先生なんでしょうけどね。
『先輩には頭が上がらない!』、榊の新作です。って、これゲストなのか!? 意外! さて、新作は社会人ものなんですね。研修を終えたばかりの新人、そんな青年が主人公。デザイナー野乃さんが会社の柱。で、この人がなんか可愛くて、くっつきたがりのんですね。そして直接の先輩、迎さん。ちょっと厳しいけど、優しい、ショートカットの可愛いお姉さん。なんだかいろいろ親切にしてくれて、その様子報告したら、友人からリア充呼ばわりされる。けど、勘違いなんてするものか。自分が生きるのは二次元だ、そう思っていたところが、迎さんもこちらの側だった。なんという夢のような状況か! 先輩の秘密を握った、そう思った時任だけど、これは逆に秘密を握られた状態でもあって、この秘密の共有なんてのも、ちょっとしたスパイスになりそうですね。
- 『まんがタイムきららキャラット』第8巻第7号(2012年7月号)
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