『まんがタイムきらら』2011年9月号、昨日の続きです。
『少女公団アパートメント』、いつぞやの娘さん、再登場ですね。国分寺ゆかり。皆と合流、そして服を買いにいくっていうんですが、少しずつ皆のことわかっていく、そして仲良くなっていく。その過程、面白いですね。というか、さくらさんが面白い。ゆかり、写真部、みんなの写真を撮るのだけれど、買う気まんまん。最初は素敵だねっていってたのに、だんだんその本性が明らかになってきて、ゆかりの表情も変わっていく。面白いんですね。いつもの面々にゆかりというゲストが加わった今回だけど、変わらぬ雰囲気がいいと思ったんですね。
『うちのざしきわらしが』、なんかすごくいい話。座敷童子の姉の方、しきがわらのことを好きというのはわかった。けど、わらはちょっとお姉ちゃんのこと迷惑がってるっていうの、つまり相手の気持ちを考えましょうって話ですよね。自分のことばかりじゃ駄目っていう、そういうの描いて、うん、なんだかいい話。こういうの嫌いじゃないんですよね。ちょっとしんみりする、そんなところもある話でしたが、あの途中の、骨付き肉に関するしきのコメント。あれは面白かった。なんか、いつもちょっとおすまししてる、そんなしきの本心に踏み込む、そんな風なところ、よかったです。
『スマイル・スタイル』、冒頭扉が素敵。制服に着替える百合なのですが、ブラウスのステッチまで描かれてるところ、布地の厚さ、生地の手触りまで感じられるようで、ほんと素敵。ちょっと、フェティッシュを感じさせる、そんな絵でありました。そして本編。またも百合の受難。転校初日の自己紹介、その前に場をあたためようとした先生が大失敗してしまって、百合娘と誤解される。いやもう、いつぞやの状況の再来ですが、ほんと、面白かったです。
『三者三葉』、素晴しいな。薗部さんの店。そうか、なるほど、名前がなかったのか。いや、あったけど看板がなかった。そういって、学生のふりして女子校に入り浸る。いや、ほんと、その格好、素敵であります。なんて可愛い人なのだろう。双葉や照、葉子様からは散々だけど、それに山Gからも酷い嫌がらせされるけれど、飄々とやりたい放題。そして西山で落ち。安心安定の面白さです。素晴しいです。
『だいすき♡』、志津が可愛いなあ。千夜から巾着貰って嬉しいのに、それが香乃子とお揃いと知ると、途端に複雑な気持ちに。どんだけ苦手にしてるんだろう。しかし、巾着がお揃いっていうの、たまたまなんじゃないんですね。千夜が応援している、ふたりを、というより香乃子を。すっかりあのストーリー信じこんじゃって、けど信じてるからしゃべる、香乃子困る。その攻防も面白いです。そして、香乃子、うまいこと志津の懐に飛び込んじゃいましたね。うまいことやりよったなあ。見事な策士であります。
My Private D☆V、茶菓山しん太であります。なるほど、ギャップ萌え! しかも年上、お姉さん系キャラクターとな。『チェリーブロッサム!』のヒロイン、アクティブに主役に絡んでいくのが先輩というの、実によくわかった、そんな気がしています。しかし、普段は凛々しくしっかりしてるのに、家に帰るとそうじゃないっていうのは、すごくいいと思うですよ。なんというのだろう、よそいきじゃない顔、そいつを知っているっていうの、それが萌え、喜びになるのかなあ。ええ、自宅ではジャージとか大好きです。
- 『まんがタイムきらら』第9巻第9号(2011年9月号)
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