2011年8月5日金曜日

『まんがタウン』2011年9月号

『まんがタウン』2011年9月号、発売されました。表紙のテーマ、夏祭みたいですね。しんのすけを前面に、野原家みな浴衣で、背景夜空には花火があがっています。加えて、『ちはるさんの娘』、『少年アシベ』のカット。これらは特段、表紙のために描かれたというものではないみたいですね。

『ちっちゃいナース』、最終回で驚いた。若先生失踪。そして、ナースふたりが告白。これ、結婚エンドにするため、ちょっと無理しましたって感じではあるのですけど、葉子さん結婚。瞳子さんにも、ちゃんとパートナーいますよ。そんな感じ、いい感じの終わり方をしてみせたなって思います。華やかでハッピーな最終回。この先にも広がる世界感じさせて、わるくなかったと思います。面白い漫画、最後までしっかり楽しませてくれました。

『ケイくんとアヤメさんがルームシェア』、12歳男子と29歳女子の同居もの。ふたりが対等っぽく話してる、それがいいなって思ってまして、有能お姉さんが自宅ではグータラ、そのおかげですよね。大人ぶる、そういうところがない。妙にさっぱりしてて、下着の対応とかね、困った大人かも知れないけど、いいお姉さんしてるなって思うんです。外では見栄っ張り、かっこつけてる。けど、家では距離を感じさせない。その距離感、ケイとの近しさ、それがいいと思うんですね。

三色だんご』は眼鏡の話。って、扉のよもぎ、市川さんに似てるな、っていうのはいいとして、魅力的! いや、とってつけたみたいだけど、本気でそう思ってるのよ? しかし市川さんのエピソードはありえないな。目と眼鏡の間にセミとか、カラスとか。このありえないものを、インパクト強く描いてみせる。ほんと、このインパクト、最高だと思います。そして制服。着るの市川さんなんだ! いや、ほんと、誤解も含めて、最後まで面白かったです。

『しましま日記』、段々に状況が見えてきた、というか、わからないながらも問題のありどころ、それがどこか、わかりつつある、って感じですね。というか、島野先生はちゃんと申し送りをうけた方がいい。前任者が駄目なら、ほかにも情報得られそうなところありそうなもんだ。と思うんですが、てきぱき情報得ちゃったりしたら、話広がらねえもんな。問題児といってよいのか、いろいろ騒動の中心にある女子ふたり。ふたりともに、親子関係に問題があるらしい? しかも、なにか尋常じゃないもの感じさせて、ほんと、なにが隠されてるんだろう。はやく知りたい、そういう気持ちがおさえられないんですね。

  • 『まんがタウン』第12巻第9号(2011年9月号)

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