2011年8月9日火曜日

『まんがタイムきらら』2011年9月号

『まんがタイムきらら』2011年9月号、発売されました。表紙は『けいおん!』。海かな? プールかな? 大学組の4人が、水着で水につかっている、そんな表紙であります。ムギさん、本当に目が青いんだな。素敵な笑顔であります。そして律ちゃんは、なにかを隠すようにビーチボール抱えていて、手前の唯さんはまゆを上げて、ああ、この表情好きなのです。頬のふにゃっとした感じがまたよいなあ。

けいおん!』、驚きました。いえね、今回は晶たちの高校時分の話なんですが、なんと、晶ってこんなお嬢さんだったんだ! っていうんじゃなくて、その前田先輩ですよ。てっきり、当然のごとく、女の先輩だと思ってた! ああ、思えば遠くにきたもんだ。そりゃそうだろうよ。普通に考えたら男の先輩になるだろうよってところを、まざまざと見せられるまで思いもしなかった。そんな自分に驚きました。しかし、今回も面白かった。大学からの新キャラクター。彼女らもいい感じに馴染んで動いて、出身校ごとにまとまるんじゃなくて、メンバーが個別に交流を持ってる。それもいいと思います。

チェリーブロッサム!』、おもしろい。運動会の話。で、大咲が先輩ふたりと先生のお弁当を用意するっていうの、ああ、妹沙咲野の嫉妬が酷い結末を用意するがようです。しかし、運動会で先輩たち大活躍。というか、そりゃ綱島先輩にとっては格好の独擅場になるわけで、ほんと、輝いてる。生き生きしていますね。今回はまた、綱島先輩、大倉山先輩だけでなく、つばきにも見せ場があり、もちろん沙咲野にも見せ場があり、皆にスポットの当たる、バランスのいい回だったと思います。というか、悪行が露呈した時の沙咲野の表情が好き。あの倒錯してるところも最高でした。ところで、綱島先輩の更新した記録というのは、昨年の自分の記録を更新した、とかそんなだったのかも知れませんね。

『≒ — ニア・イコール』、最終回でした。椿姫がいなくなった。彼女とこちらの世界がはなれてしまった後の翔そして皆の状況描かれて、状況は彼女のくる以前に戻ってしまったけれど、彼女と出会った彼らはもう以前の彼らじゃないんだよ、そうなるのかと思ったら、わあ、これはびっくりだ。きちゃったのか! これは予想を超えていました。単行本では、その後のことも描かれたりするのかな。描き下ろし満載という、なかなかにくすぐる言葉が気になるのですね。

『JOB&JOY』、ゲストです。バイトにいそしむ女の子たちの話。ヒロイン舞花はちょっと残念な人らしい。対して友人優也はしっかりもの、綾奈は面倒見のいい女の子、三人のハンバーガーショップでの仕事ぶり。いやあ、なんだかやっぱりちょっと残念感ただよう仕事ぶりであります。これは仕事ものであるだけに、その姿勢、仕事の最中にショートコントとか、倫理的にきびしい人だと受け入れられない、とかあるかも知れないかもなどと思って、でもそんな常識を引っくり返してくれるような勢い、元気があったら問題なしだな。とも思うものだから、もっとがんがん攻めの姿勢で描いていただきたいところです。

『箱入りドロップス』、扉に驚きました。なんてきれいな絵、なんという美少女! と思ったら、本編にはいったらくたびれてしまってました。いや、でも、絵、全体にすっきりしてないですか? 気のせい? さて、夏の話。暑さにやられてる、というのは、実際ほんと、私なんかもその口で、勘弁して欲しいですよね。涼しい教室で復活したふたり。それで、花火とかいってるんですが、雫の想像するところの手投げ花火。あれは面白いなあ。よくあんな発想が! と感心しました。そして相ノ木。陽一に誘われてドキッとか、あのやりとり、最高でした。そして最後の買い食いの、あれいいですね。ええ、ほんとだったらなんでもないこと、それがいいですね。

  • 『まんがタイムきらら』第9巻第9号(2011年9月号)

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