2011年8月6日土曜日

『まんがタイム』2011年9月号

『まんがタイム』2011年9月号、発売されました。表紙は夏祭ですね。中央に大きく、法被姿で太鼓を叩くおとぼけ課長があって、浴衣で踊る『Welcome! つぼみ園』、『だってあいちてる』は踊ってるんじゃなくて、わたあめ食べてるのか。そしてわたあめのみならずりんご飴に焼きイカに、たくさん食べもの手にしてる『わかば先輩未満』のふたり。元気でわんぱくな表紙でありますよ。

ラディカル・ホスピタル』の扉、榊先生が最高です。どこかで見たような姿。いいなあ。天才無免許外科医。しかし、その天才に対し、自分の方が技術で優ってるというのですから、すごい自信! と思ったら、内視鏡手術限定なのか。なるほど、確かにそれはいえそう。まあ、すぐにつっこみ入ってますけど。しかし、いつも面白い漫画ですけど、今回も面白かったです。頬に傷、その理由。勝ったの負けたのって話だったのが、けれどいつしか相手を認める、そうした話につながっていって、確かにそういう気持ちってあると思う。で、それを嫌味なく、すらっと気持ちよく描いてみせて、やっぱりこの人はうまいなあ、そう思わされるのですね。

『ハードボイルドになりきれない』、面白いですね。なにがいいといっても、アシスタントの彼女ですね。墨田塔子。なんかただものではない。探偵、所長のことよく把握してますよね。それで、コントロールしてみたり、ほんとよき理解者だと思います。常に善良かどうかは、いまだ不明ですが、なんのかんのいって素直なところ見てとれて、いい人だなあ。髪型変えました、所長に知らない人と思われていました。けど、それで怒らないとかね。いや、私完全に所長側の人間なんですけど、不愉快そうながらも怒ってない墨田さん。ああ、いい人だなって思いましたよ。

みそララ』は、ああ、おそろしい話です。繁忙期突入。仕事量に対し人が足りないのなら増やそうよ、といいたいところだけど、一年通してこうなわけじゃないから、うかつには増やせないよな。というわけで、あまりにたくさんの仕事にやられて、どんどんくたびれていく面々。おそろしいわ。しかし、おそろしいのは、いけると思って受けた仕事。けれどその後、ばたばた状況が変わっていって、後回しにせざるを得なくなって、どうも暗礁に乗りあげたっぽい? いや、ほんと、おそろしい状況。自分だったらどうするだろう。テープ起こしの依頼があった時、その場でちょっとでも聞いておくべきだったんだよな。でも、そん時は、酷い音でもなんとかなるとか思ったりするんだ。で、実際に取り組んでみると、無理! ってなったりするんだ。ほんと、おそろしい話だと思います。で、これ、どうリカバーするんだろう。いや、できないのか? おそろしい話だと思います。

  • 『まんがタイム』第31巻第9号(2011年9月号)

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