2011年8月30日火曜日

『まんがタイムきららキャラット』2011年10月号

『まんがタイムきららキャラット』2011年10月号、昨日の続きです。

『セカイ魔王』にはやられました。いえね、全然成長しない勇者を魔王がサポートしながら、だらだら進んでいくのかなあ、みたいに思ってたんです。だって、見付けた剣もばらばらで、しかもそれパズル作るみたいに組み上げてるとか、まあ地味ながら大切な作業と思うんですけど、地味でしょう。敵にしても、なんかぱっとしないしなあ。みたいに思ってたんです。そうしたら、そうしたらですよ、うわー、えらいことになった、えらいやつが出てきたよ。で、あの見開き。うわー、本当にここから物語が動き出すのか? ただならぬ雰囲気が、これまでとは違うよと告げるようで、ざわざわとさせられる。強烈でした。

アクアリウム』、最終回でした。しかし、ふたりとも、ちんまりまんまる可愛くなったなあ。って、これは絵の話ですね。最初は美少女寄りだったのが、いや、今も美少女か。美人からキュートな女の子になったって感じ。そして、さおりですよ。順調に友達の輪が広がってますね。あの独り合点するとことか、基本はかわってないんだ、この子。でも、その後が違う。ちほ、かよに誘われて嬉しい。で、ふたりの冗談真にうけたりしてね、ああ、ほんとうにいい子。男女のあいだの恋愛の、そんな色もあった漫画でしたけど、女の子の友情の物語、それを最後まで貫いた。そうした見せ方が見事。最後のコマも、ふたりの今の関係、そして今の彼女たち、それをよく表現して見事でした

『アライバルサバイバルリバイバル』、ゲストです。女の子4人で遭難。南の島に流れついたんだけど、携帯電話通じない、助けも呼べない。もう大変っていうんですが、アイだけが必死、他の子たちは呑気。そのギャップ、テンションの違いを楽しむのがよさそうな漫画です。しかし、シリアスにならずにはおられない、そんなシチュエーションで、フザケてたという彼女ら、あれはすごいね。そうした性格は生き残りには重要な要素になりそう、と思ったら、最後にあの落ちが待っていた。でも、これって、状況がクリアされてしまったわけですが、ということは単発のゲストなのかな? これでは普通のリゾートになってしまいます。

  • 『まんがタイムきららキャラット』第7巻第10号(2011年10月号)

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