2011年5月23日月曜日

Rusty bloom — ラスティブルーム

  たまには、アクセス統計も気にしてみるもんだなって思いましたよ。つい先日のこと、ふと思い立って、今どれくらいアクセス数あるんだろうと確認してみたんです。そうしたら、なぜか不思議と昔の記事、Rusty bloom — ラスティブルームの閲覧数が伸びている。検索ワードを見ても同様で、最近話題になるようなことがあったのかな? 調べてみました。そうしたら、なんてこと! 単行本が出たんだ! ああ、こんな日がくるなんて、なんて嬉しいことでありましょう!

といったわけで買ってきました、『Rusty bloom — ラスティブルーム』。全2巻ですね。けれどなんでこのタイミングで、と思ったら、なるほど『緋弾のアリア』の関係ですか。アニメ、人気らしいですね。主題歌結構売れているとかいう話で、で、作者こよかよしのが漫画版を描いている、ということから『Rusty bloom』も単行本になったのかな。だとしたら、すごく嬉しい。『緋弾のアリア』には感謝しても感謝しつくせないですよ。

いえね、それだけこの漫画のこと、好きだったんです。以前にもいってましたね。繊細で少々神経質といえなくもない独特のタッチでつづられる、ちょっと陰鬱な世界の物語。錆の花が金属を侵して狂わせていく。そうした危うい世界に、黒衣の医者ソフィが謎めいて、そして魅力的だったのですね。けど、久しぶりに読んでみて、あらら、結構コメディっぽい展開もあったんだ。意外と感じることしばしばで、もっとシリアス寄りだと思ってたのは、自分の好きだった要素、側面ばかりを残した記憶、そいつを何度も反復することで、印象を歪めてしまっていたってことなのでしょうね。

奥付を見ると『Rusty bloom』初出は、『まんがタイムきららフォワード』2006年Vol. 1。5年も前というか、たった5年なのか、そうした思いです。それなのにこんなに懐かしく思う。かといって、忘れているかというとそんなことはない。どの話もちゃんと全部覚えているんですよね。そんなに何度も読み返さなかったはず。あっという間にたまってしまう雑誌です。読み返そうにも簡単じゃなく、だから単行本としてまとめて欲しいと思った。それがやっと叶った。またこれを読める、まとめて、続けて読める、それが本当に嬉しくて、この機会を得られたこと、本当に感謝します。

引用

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