2011年5月27日金曜日

『まんがタイムオリジナル』2011年7月号

『まんがタイムオリジナル』2011年7月号、発売されました。表紙のテーマは、バンドなのかな? みなが楽器を手にしていて、山下ナースはストラト。で、その後ろにいる『ゲンセンカラン』のヒロイン、からん。いや、これはいいよ。ミュージックマン・スティングレイ。たすきがけした赤い着物に緑のベースがすごくマッチして、そしてジャンプ! すごくいいですよ。元気で、楽しそうで、はつらつとして魅力的。このカット、もっと大きいので見たいなあ。で、他にはリコーダー吹いてグリーンスネークカモンしてるらいかと、キーボード弾くマリア、ピアニカ吹くまる。そして、褌一丁で太鼓を叩く榊医師であります。

『ゲンセンカラン』、人気あるのかな? 2色で登場ですけれど、やんちゃな仲居、からんさん。こういう元気なキャラクターは好きなので、連載になってくれると嬉しく思います。しかし、面白い。あの男の子の遊びに付き合ってあげるくだりとか、あれ、前見えてるのか!? っていうのはどうでもいいとして、ああいうノリのいいところ。気取らないさっぱりしたところがすごくいいと思うんですね。で、からんが手本にせよといわれた綾さん。この人、美人でおしとやかで、そんな人だけど、まさかの空手有段者。いいですよ。綾もただただおしとやかな人気ものというわけではない。そして、からんもただがさつなわけでない。こういう両面があるところ、すごくよいと思います。あ、からんはすごくキュートな人だと思います。

『放課後KTK』、悪くないと思います。梅雨どきの風景。部員たちはあまりにインドアなために、雨だろうと晴れだろうと、なんら変わりがない。っていうのはいいとして、今回はマンガの回ですね。あの会報の流れ、続きはないのか、あれがえらい面白くって、たいていこういう漫画では、無茶な部があれば、それに批判的ないしは対立してる生徒会みたいになるのに、この漫画では会長も同じ穴のむじなだ! このとめる人がいないっていう感じ、 対立が対立にならないところ、それが気にいっています。

『花咲だより』、終わっちゃったんですね。にぎやかなお姉さん。ちょっとわがまま。なんのかんのいって、皆から好かれてるんだなっていう最終回。いやしかし、最後までやりたい放題のお姉ちゃん。やっぱり好きだなって思ったんですね。そして最後のコマ、お姉ちゃんと咲太の人形が寄り添ってるのね、これがなんだかすごくよくって、なんのかんのいって仲のいい姉弟っていうの、それが描かれてたのがいいと思うんですね。

『天使な小悪魔』、2本立ての前半は、希望にきらきらと輝くそね子、けど現実の簡単でないということを思い知らされて、それで落ち込んでという、その落差、アップダウンはある程度予想されたこととはいえ、それが本当に効果的に描かれていて、けど、ちょっと先輩、厳しすぎることないかい。でもこれは、ちょっと上手だからといって素人とプロのそれは違う、っていうことなんだろうなって思って、そうした厳しさをそね子に実感させて、その上でそれを乗り越えていこうと決意させる。ってことなんでしょうね。こうした頑張ろうとする人を描く漫画は大好きです。

  • 『まんがタイムオリジナル』第30巻第7号(2011年7月号)

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