『まんがタイムきららフォワード』2011年7月号、発売されました。表紙は『となりの柏木さん』。柏木さんと福田さんふたりが仲良く並んで、いや、しかし、可愛い表紙。夏服が新鮮でよいなって思うのですね。ちょっとかたい感じの柏木さんに、おや、なんかすごく人懐っこそうな福田さん。いや、文句があるわけではないんですが、いや、それにしても美しいお嬢さんたちであります。
『となりの柏木さん』は、前回の告白、それがさらりと流された風に終わったことを受けて落ち込む桜庭くんでありますよ。今度は柏木さんが意識する番なのかな、そんな風に思っていたら、わお、驚きのスピーディな展開です。屋上での柏木さんの反応は、ある種予想されるものでありましたが、その後の桜庭、彼の発言は予想を超えました。けどまあ、ある意味わかりやすかったのかも知れません。柏木さんの反応見ても、これで正解だったのかなあ。謎ですが、どうもこれでオッケーそうですね。
『夢喰いメリー』は、もう誰を見てもあやしく見えてしまう! 冒頭、エルクレスに対立する夢魔から情報得ようとしているジョン・ドゥ、これがまたかっこよくて、けどそんなジョンにびしびしつっこむカクタスの器の彼。なんかいい関係になりそうだな、面白い。そう思っていたら、おーまい、なんてこと、エルクレス! で、エルクレスの器って誰なんだろう。こないだ出てきた完璧主義の彼、こいつか、なんかあやしいな、そう思ってたんですが、いやもしかしたら方向オンチの彼女なのか!? いや、そのどちらも違うのか、罠なのか!? もう、えらいこと振り回されてる、そんな気分。とてもいいですよ。
『ハナヤマタ』は、あのありえない運動性能を誇る美少女、人でないなにかなのか? そう思ってたけど、いや、どうも違うようだな。アメリカからの留学生。普通の人、でいいのか。そして彼女が鳴子を持っていた理由もはっきりと示されて、なるほど、そうか、鳴子といえばYOSAKOIか! これって、鳴子持ってりゃどんなスタイルでも許容するとか、そんなのだっけ? で、気弱ななるが、ハナにひっぱられてYOSAKOIに打ち込み、輝く! そんな話になるのかな。華やかな絵柄で踊りの話。読む私の気持ちもぐいぐい引っぱってくれる、そんな風になったらいいなって思っています。
『少女素数』は、いろいろと恋愛する気持ちが動いていますね。敷島があんずに告白。それを受けてあんずの出した結論、そういう好きではなかったな。そして、運動会で再会した昔の友達、さやっちの言葉。ああ、こうしたすべてがすみれの気持ちに注がれていくのか。好きっていうのはどうことなのだろう。それも、男と女の間のこと、恋人としての関係、それらを支える気持ちについて、これまであえて見ようとしていなかったものに目を向けた、そうしたら気付くものがあった、といった様子。ああ、すみれさんの気持ちの動いて、一歩前へ歩を進めた。そんな感触。けど、その一歩は、大きく場を揺さ振りそうでありますね。
- 『まんがタイムきららフォワード』第5巻第7号(2011年7月号)
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