2011年5月12日木曜日

魔法少女おりこ☆マギカ

  すごかったですよね、『魔法少女まどか☆マギカ』。私は当初、意地でも見るものか。そう思ってたんですけれど、なんかちらほら話題になってるじゃないですか。みんな、興味津々なんだなあ。で、調べてみたらMBS、すなわち関西が放送最速らしい。なるほど、他の地域に先駆けて見ることができるのか。じゃあ、ちょっと見てみようかな。なんて不純な動機から試聴開始して、話題の第3話、最速地域に住まいながらネタバレを喰らった……。しかし、ネタバレ喰らおうとも、あれは衝撃的で、そして魅せられましたね。もう、最終回まで、見事に引っ張られるままに駆け抜けました。

というわけで、最初の抵抗はなんだったのか、Blu-rayまで買っちゃってる始末。いやあ、遅ればせながら漫画も買っちゃってますよ。初版初刷を目前にしながら一度は黙殺したというのにね、買っちゃったんですよ。となれば、あとは私のいつものパターンですよ。関連してるもの、ひととおり買っちゃうんですね。ええ、本日、『かずみ☆マギカ』、『おりこ☆マギカ』の発売日ということで、早速買ってきました。『かずみ』は『きららフォワード』に連載されてるのを読んでるので、まずは『おりこ』から読みはじめて、ああ、なんとこれは陰惨な話でしょう。まさかの杏子メインではじまったのは、私にとってはむしろ朗報。しかし、表紙の中央にいる地味服の子、この子がおりこなんだろうなあと思ってたら、まさかの大誤算。この子はゆまでありますか。で、織莉子ですよ。なんてこった、あとがきに曰くラスボスポジションでありますか。けど、この人はこの人で、なにか目的があって、それこそ世界を破滅に導きたいとか、そういうんじゃない、むしろ世界を守ろうと戦ってるみたいなんですね。

まあ、その戦う相手っていうのが、魔法少女たちっていうんですから、状況は本編であるアニメを超えてしまうほどに陰惨で、ざわざわとさせられる、そんな不快感に溢れているのですが、いや、しかしすごいですよね。織莉子が避けたい事態、それはなんとなくわかる。で、彼女が魔法少女たち、それもマミさんといった、アニメにおける重要人物を狙う、その理由もおぼろげながらわかる。ええ、これが何周目なのかはわからないけれど、あの人が魔法少女になるのを阻止したい人が頑張る、そんな話であるんです。まあ、頑張り方が間違ってるような気もするんですけど……。

ぞわぞわとさせられる、そうしたテイストは、この『まどか☆マギカ』のシリーズすべてに共通していて、『かずみ☆マギカ』にしても、いつどのタイミングで陰惨な展開に落ち込んでいくのか、わからなくて、っていうか、もう微妙に落ち込みはじめてるような気もしないでもないんですが、でもまあ単行本1巻ではまだまだ明るく元気、前向きですよね!

ほんと、この2作、この先どうなっていくのか気になって、こういうところもなかなかどうして、です。

  • ハノカゲ『魔法少女まどか☆マギカ』第1巻 Magica Quartet原作 (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ) 東京:芳文社,2011年。
  • ハノカゲ『魔法少女まどか☆マギカ』第2巻 (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ) 東京:芳文社,2011年。
  • ハノカゲ『魔法少女まどか☆マギカ』第3巻 (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ) 東京:芳文社,2011年。
  • ムラ黒江『魔法少女おりこ☆マギカ』第1巻 Magica Quartet原案 (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ) 東京:芳文社,2011年。
  • ムラ黒江『魔法少女おりこ☆マギカ』第2巻 Magica Quartet原案 (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ) 東京:芳文社,2011年。
  • 以下続刊

Blu-ray

DVD

CD

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