2011年5月9日月曜日

『まんがタイムきらら』2011年6月号

『まんがタイムきらら』2011年6月号、発売されました。表紙は『ゆゆ式』、唯さんですよ。自転車に乗ってるところ。河川敷ですかね、ちょっととまって、ひょいと横に視線を向けた、そんな場面でありますね。肩から下げたかばんには、ゆずこと縁のマスコット。ああ、これすごくいい。こういうの、なんか可愛くっていいですね。UFOキャッチャーとかの景品にはいってそうです。

ゆゆ式』にはおどろかされました。いつもと同様、わかるようなわからないようなボケなのかツッコミなのか、それから唯いじりみたいな話だったというのに、不意に縁のエピソード、まじめというか、本音が語られてるって感じられる、そんな瞬間が訪れて、ああ、いつもなんだかぼけぼけしてる縁だけど、そうじゃないんだ。いろいろ思ったり、考えたりしてるんだ。そう思えて、ええ、とてもよかったです。若者らしい会話っていってますけど、たしかに、ほんとに、そうだったなって思います。しかし眼鏡ゆずこ、シリアス縁、おそろしい美少女たちだな。

『ねこきっさ』、終わりましたね。クゥが進学、高校生になりました、っていうんですが、わあなんだろう、なんだか微妙に違和感あるな。っていうか、もっと小さいと思ってたから驚きだよ。クリム、ルーシアとそんなに年違わないんだ。しかし、母との再会、そして将来への展望など語られて、いい最終回でした。ねこきっさが好きだという人たち。その様子、ほんとにぎやかで、けどただにぎやかなだけでないのね。ほんと、これまで好きで読んできた、そうした気持ちも彼女らのにぎわいに繋ってるような気持ちになれる最終回でした。

『箱入りドロップス』、面白いですよ。お昼をどうするか、手持ちのお金はどれくらいと話していたら、ナチュラルにカツアゲと勘違いされる陽一。不憫なんだけど、ほんと、その流れがすごく自然で素晴しかったです。で、先生、27歳なんだ。しかし、ほんと雫は可愛いし、それによくつきあってくれる陽一がいい人で、あの拍手とか、もう最高だと思う。空に大声でお礼とかも、単発のネタかと思ったのに、先生のメロンパンのネタがうまいこと拾って、ほんと、面白いです。雫のほのぼの、陽一のいい人ぶり。ほんと、面白いです。

『はるよみ』、いいですね。名前で呼ぶの呼ばないのって話なんですけど、ゆずの微妙に変態的なところとか、最高だと思う。文芸部ものの漫画なんですけど、なかなかそういう部ならではの話にならないのは、よくある話。今回は、基本に親しさ確認というか、自分の相手に対する距離感と、相手の自分に対する距離感と、微妙に違ってると感じられるのを擦り合わせたいってのがテーマになってたと思うんですが、あの書店での風景ね、結局、みんなそれぞれ個性的で、けど似た者どうしでもあるんだよっていうのが示されたの、うまかったなって思います。しかし、ゆずさん、ほんと好きになっちゃいそう。いいキャラクターですよ。

  • 『まんがタイムきらら』第9巻第6号(2011年6月号)

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