2011年4月20日水曜日

『まんがタイムきららMAX』2011年6月号

『まんがタイムきららMAX』2011年6月号、昨日の続きです。

『ふわふわ科学』、今回は重曹の話! というわけで、私もカルメ焼き、試しに作ってみましたよ。ええ。昨日いってた再挑戦であります。

Caramelo

失敗だー!

いえね、重曹を入れるのに、面倒くさがって粉のまま投入したのがいけなかった。なのでサツキさんのおっしゃるとおりに、卵白に重曹を溶いて作ってみました。そうしたら、このとおり!

Caramelo

膨らみました。見事に膨らみましたよ。

Caramelo

カルメ焼き。はじめて作ったにしては、なかなかの出来栄えではありませんか。これ、何度か作って、ノウハウ蓄積したら、もっとうまく作れるようになりそうです。実際、これをうまく作るには、炭酸水素ナトリウムの特性を理解するとよさそうです。

というわけで本編。今回は科学については薄めにして、登場人物の紹介、こういう人ですよと見せてくれる。ゲストのころは、キャラクターよりもイベントで見せるといった感触が強かったですが、こうやってキャラクターが押し出されるのも、また悪くないなって感じです。

あ、そうそう。卵白は小さじ半分ほどしか使わなかったので、ほぼそのまま卵があまってしまう。もったいないので焼いてみました。

Sunny-side up

特にSUNNY SIDE UPというわけではありませんよ。単行本はもちろん買います。

『アキタランド・ゴシック』、素晴しいな。独特の味。西洋の大きな草刈り鎌。それ持つことで発動する内なる意識! ものすごく気持ち、よくわかる。いや、ほんと、ありゃ構えたくなるでしょう。でもって、姉に鎌の使い方知らないと思われたんじゃないかと心配するアキタちゃん。ああ、これもわかる。知ってるのに知らないと思われるの、なんか気になりますよね。あれ、どういうことなんだろう。ほんと、私もそんなところあるから、アキタちゃんの気持ち、すごくよくわかって、それだけに一層面白いです。

『フラットらいふ』、柴田燕ウの新作ゲストです。女子寮を舞台に、ちょっと百合的展開を見せる、そんな漫画です。女の子はみんな可愛く、優真、千弦が寮生。そこにちょっと夢見がち? 妄想得意? な牧野芽衣子さん中二が、母の代理で寮母として張り切って、てな具合なんですね。しかし、寮母代理だからなのか、それとも代理でなくともそうなのか、リフォームのこと知らなかった。いえね、勝手に寮をリフォームしてる千弦、これ実にいかします。そして芽衣子の髪をツインテールにするくだり。ちょこっと不器用な優真。こういう細部に個性を見せるみたいなの、すごく好みです。

『√中学生』、ゲストです。とりあえず扉絵、これ、すごくいい。スカートのひるがえりが不自然だったりもするけれど、その不自然さも含めて悪くない。胴の長さ、その表現が実に魅力的。ちょい吊り目、シルバーブロンド、そばかす、リボン、ヒロインの造形もいいじゃない。作者はさくやついたち。なにか既刊とかあるかしら、ちょいと検索してみれば、ぎゃーっ、『右手が止まらない俺と幼馴染の姉妹』の人か! 知ってるよ。ずっと前に、なんだったかで見て、かわいい絵だなって思って、覚えたんだよ。なんてこった! 買うか!? どうする!?

さて本編はといいますと、デフォルメ多め、コミカルな印象の強い漫画です。ヒロインは、海外育ち、ハーフの女の子、月モニカトニアセルトニアに、鷹揚おっとり系の有坂操、なんだか不思議な女の子、黒枝琴、そして眼鏡。この子、名前出てないのね。なんだか真面目そう? そう思ったら、なんか腰につけてる。あれは手榴弾? いろいろギミック多めっぽい、そんな印象のある漫画です。けど、実際、琴のやってること。言葉少なく、そして知らぬ間にペンでクレヨンでチョークでメッセージを書いてしまっているという、手品なのかなんなのか。その攻防は面白かった。また先生とのやりとり、そして月のとーさまに対する態度、あれらもなんだかよかったです。

絵の可愛さに魅せられた、それは確かに事実なのだけれど、それだけではないものがあったと思っています。ええ、ちょっと楽しみにして読みたい、そんな感想であります。

  • 『まんがタイムきららMAX』第8巻第6号(2011年6月号)

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