『まんがタイムオリジナル』2011年6月号、発売されました。表紙はスポーツがテーマ? いや、野球なのか。ピッチャーナース山下に、バッターらいか。応援するのがたまこ先生、『ハコぺけ』の面々、そしてまるとマリアですね。ところで、端のほうに、ピンクのサウスポー的なふたりがいるんですが。いやもう、野球青年が妙に色っぽくて笑えちゃいます。
『ゲンセンカラン』、ゲストです。旅館ものですね。ヒロインは源からん、新人の仲居さん。ちょっとどじっぽいのだけど、元気のあるお嬢さん。元気があるというより、やんちゃっていった方がよりそれっぽく感じられる。そんな性格なんですね。振舞いががさつ、花の名前とかわからない。けど、それで駄目だめなのかといえばそうじゃないようで、温泉についてはやたら詳しかったり、他にも意外な特技みたいのありそうです。ひとこと多かったりもするけれど、悪い子じゃないなってわかる。見ていて憎めない、そんな様子、とてもいいと思いました。というか、可愛いですよね。
『恋は地獄車』、高橋くんは最高だなあ。甲斐性云々いってるけど、その行動を見るかぎり、甲斐性のどうのこうのっていうのは夢のまた夢に思えて、それでも捨てられないのがあのスタイルなんだろうなあ。ある種見上げた人だと思う。けど、そのスタイルを生かせる職業は、まずもってないと思う。ほんと、その個性、インパクトを生かすといえるほど、彼のもろもろは個性的ではないからなあ。こういうところも、うまいデザインだと思うんですが、しかし彼の幸福な未来が見えなすぎてつらい。なんだか、他人事に思えなくてつらいのです。で、最後のカズ君。彼、なかなか悪くないじゃない! とか思った私。どっかおかしいのかも知れません。
『ねもころ』、ゲストです。なんだろう、不思議な漫画。ヒロインは女学生、でいいのかな。まさか制服で通勤してるOLとかじゃないよね。自宅、団地ですよね、に帰ったら、なんだか妙な手紙があって、それを手繰っていったら、奇妙な生物がいたっていう。手紙はラブレターらしい。結婚を迫られる。なんというのでしょう、いわゆる不条理ものであるのかな。わかんないんだけど、とりあえずそのわからなさを楽しめるかどうか、それで評価が決まりそう。そんな作風の漫画です。
『よゆう酌々』、なかなかしびれる展開になってきましたね。店がうまく回ってない。女将が悪いからなのかどうなのか。それは私にはわからんけれど、戸田くんが愛想尽かしかけてるのが、非常にやばいよね。引き抜きの打診をされている、気持ちはもうやめるに固まってるみたいで、あの女将の運のよさ? それが引き止めてるってだけ、みたいです。けど、きっと戸田くんはやめないだろう。そう思うんですけど、いやほんと、どうなるかわからない。はらはらさせて、なにもないって感じになる? あるいは向こうにも問題ありって感じでいく? わからないけど、わからないから面白いです。
- 『まんがタイムオリジナル』第30巻第6号(2011年6月号)
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