『まんがタイムきらら』2011年5月号、発売されました。もしかしたら入手できないんじゃないか、そんな心配もありましたが、無事、いつも購入している店にて手にいれることができました。いや、最後の一冊だったのですが。さて、入手困難と予測されたのは、ええ『けいおん!』の復帰号だからでありますね。表紙には四人が並んで、中央にただいま。の文字。大学生になった彼女らの生活がどうなるか、いよいよ描かれます。
『けいおん!』、大学編のスタートですね。冒頭は唯から梓への近況報告、と思ったら、これ夢なのか。入学式当日の朝、寮にての風景ですね。唯がどれだけ憂に依存していたか、そうした様子が描かれて、けどこの状態、下手したら来年には改善する? ところで曽我部先輩。あの寝起きはいいですね。朝弱いのか、この人は。復帰第1回は軽音部に入ろうかどうしようか、そうしたところが描かれたわけですが、自分で部なりサークルなり作って独自に活動するってのもありだから、そんなこと思っていたけれど、この展開では軽音部に入部、そして和田晶、吉田菖、林幸の三人がライバルバンドに? といった感じになりそうですね。
『チェリーブロッサム!』は、幼なじみ、つばきが久しぶりに登場ですね。どう見ても大咲のことが好きな人。でも、本人はそうした意識持ってないというのが意外です。しかし、妹沙咲野、この子は怖ろしいな。どんだけ兄のことが好きなのか。その独占欲の強さというか、つばきに対する態度が実によいんですね。追い込むように見せながら、追い込むと恋に気付かせてしまいかねない、そうなったら自分に不利益があると、違う方向に振り向ける。したたかな妹、実にいい性格しています。
『2-B!』、なおさらいいですね。バームクーヘン、モグモグいって食べてるヒヨコがすごい。なんだろう、ハムスターみたいな食べ方、すごく味があって、こういう絵、すごく好き。で、次の呆れ返ってる顔も実にいい。ただ可愛いだけでなく、多彩な表情の描かれる、そうしたシチュエーションが描かれる、そのいろいろを見せてくれるところがいいですよ。そして、つかさですよ。本当は皆と一緒したいというのに、立場ゆえなのか、なかなか素直になれない、というか建前でしゃべっちゃう? 自業自得とはいえちょっと可哀そう、でもそれで後悔しちゃったりするところが可愛いと思います。そしてファミレスでのアリスの注文。あれはいかします。通じないんだ! しかし、あの大量に出てきたお菓子、バイキングだっけ? いや、30%オフなだけだよね? ちゃんと問題なく勘定できるのか、ちょいと心配だったんですが、問題なかったんだ。それはよかったけど、つかさに関しては残念でございました。いやほんと、いつか一緒できるといいですね。
『箱入りドロップス』。陽一、雫に加え桂木萌なるお嬢さんが登場してきましたね。ちょっと元気な人。雫曰くはじめてのお友達。強面の陽一、世間知らずの雫、このふたりではあまり活発にまわりそうでないけれど、明るく人懐こそうな萌がいると、いろいろ動きそう? いや、雫ひとりいればいろいろ展開していきそうではありますね。陽一の反応と萌の反応、それがそれぞれ違っているのがいいですね。しかし、ふたりの雫の見守りよう、なんだかお父さん、お母さんな感じで、すごく面白い。それだけ雫がいい子だってことなのかなあ。ええ、雫、すごくいい子なんですよ。
- 『まんがタイムきらら』第9巻第5号(2011年5月号)
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