2011年4月16日土曜日

『まんがタイムファミリー』2011年6月号

『まんがタイムファミリー』2011年6月号、発売です。表紙は初夏の雰囲気? セーラー服、夏服の娘さんたちでありますね。ちょっと俯瞰の構図。下から見上げてくる、その表情、そして右手を上げたカツ代、みな元気そうといいますか。ぱっと気持ちも明るくなるような、そんな表紙でありますね。ほんで、左下には来島さん。ええ、単行本発売の告知カットであるようですよ。

エッセー企画は「わたしのぽちゃぽちゃエピソード」だそうですよ。ダイエット記でありますね。参加者は水井麻紀子、井ノ上ふき、しめ子、おおた綾乃の4名です。しかし、筋トレ、朝バナナ、ダイエットドリンク、そして、ええと、これは特になにもやってない? 私はダイエットとか必要ないのですけど、でも体力をつける、体をある程度鍛えておくというのは重要だなって思います。しかし水井麻紀子のダイエット、というか、健康管理ですよね。これはしっかりしてると思います。きちんと記録して、状況、必要に応じて運動し食事を整える。これは参考にできる、そう思わされるものでした。

『ひめごとノート』、これまだゲストなのか。いや面白いですよ。図書委員になる。その気持ちの強さなのか、本が好きなんでしょうね、姫のやる気が違います。いやほんと、これは積極的、そして魅力的、いや、ほんと、ぱっと印象の変わる瞬間でありました。そして新登場人物。麻生ひとみ。この人すごいな。見た目クールで実は変態。いや、そういっちゃいかんよね。かわいいモノが好きっての、普通だもんね。ただその現れが過剰過激なだけで。でも、この人の一種変態的なところ、それが描かれることによって、ヒロイン小早川姫の魅力が具体化されていく。普通程度に可愛いんじゃなくて、普通以上に可愛いのだと、そうしたことを物語るエピソードであったと思うのですね。

『よめヨメかなたさん』、こちらも新登場人物ですね。平成のかなたさんが創部しようとしているミステリ研究会。部員を募集する彼女らの前にあらわれた男子生徒は、華麗、けれど名前を思い出せないという変わり者。かなたさんは、そんな彼を見てノリノリですけどさ、その彼の正体を知るまでのもろもろ、いろいろおかしくて、変わり者は彼だけじゃないなあと思わされるんですね。で、この彼、幽霊だったというのですが、本物の幽霊部員、ええ、まさにそういうネタなのか、と思ったら、もうひとつ乗せてきましたね。ええ、彼の名前、臼井軋巳。『ボクの社長サマ』に出てくる臼井さんの弟なのか。いやいや、なかなかにニヤリとさせる展開でした。

『はなとふたば』。ああ、やっぱり好みです。眼鏡の壊れた弟のかわりに、花屋で働くことになったヒロイン、ユキ。優しくてかわいくて儚げでいつもニコニコ、ものすごい美少女、のどかに対して、なんだかいろいろ思っちゃってるみたいなユキ。この人も大変な美少女に思えるのですが、いやしかし、のどかさんに懸想してるっぽい弟に対して嫉妬してる? そんな自分が許せない? ほんと、面白いです。ちょっと辛気臭い。ちょっと神経質。でもそんな雰囲気が素敵。ええ、こういうの大好きなんですね。

  • 『まんがタイムファミリー』第29巻第6号(2011年6月号)

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