2010年12月25日土曜日

『まんがタイムきららフォワード』2011年2月号

『まんがタイムきららフォワード』2011年2月号、昨日の続きです。

『Dead or LIVE!』、これは音楽もの、バンドものですね。しかし、舞台が近未来。しかも結構な悲劇的状況。戦争があったらしい、地上に暮らしている人間は見捨てられたのだそう。そして、絶絃症候群、音楽を聴き続けないことには命に関わるという状況で、皆ライフフォンと呼ばれるヘッドホンを常時装着している。主人公昇は、その病からの生還者であるのだそうです。主人公とその友人たちはバンドをやっていて、それは古典音楽と呼ばれてる? 古典楽部として活動していて、そして音楽が生命維持に欠かせない状況において、そうした活動は理解されない、といったまた前提がある模様です。しかし、見ていてちょっと思ったんですが、主人公が生還できたの、まさか幻聴にて音楽を耳にしたから、とかなのか。あるいは自分の中に流れる音楽、それによるものなのか。なかなかに仕掛けのありそうな話です。

『せなかぐらし』、カザマアヤミの新作です。親に無理いって一人暮らしすることになった主人公。しかしその一室は、隣とすりガラス一枚で仕切られて、その向こうに住んでいるのは女の子、しかも男嫌いの女の子! 男とばれたらただでは済まない、一人暮らしする間、夏休みの間は女装で乗り切ろう、そう決意したものの、それも虚しくあっさりとばれてしまった! さてどうする、どうなる、どう乗り切るの? そういったところでまた次回! であるのですが、ほんとどうなるのだろう。展開を待ちたいところです。

『九十九のあまのじゃく』、コバヤシテツヤ新連載です。ある日、当然、角の生えてしまった女の子。母に知られてしまって、さあどうなる!? お婆ちゃんのところにいっておいでといわれたその展開に、なるほど、これは隔世遺伝ってやつか。すなわち鬼の末裔か! と思った私はとんだおっちょこちょいだといわねばならんでしょう。早合点でした。ほう、なるほど、ヒロインはひねくれ者で、それゆえに角が生えたということか。天邪鬼のタタリというのですね。その問題の天邪鬼、彼女とともにお婆さんの家で生活する? そんな話であるようですよ。

『麻宮さんの妹』、これも近未来もの、しかも文明の衰退した後の世界の話みたいですね。お父さんの残したスケッチブック、そのメモを頼りに旅を続けるヒロイン。セーラー服のお嬢さんなんですが、この子の父の残したもの、この情報というのは、この衰退した世界においてかなり貴重なものであるらしく、それを狙おうという京子、荒くれ者けしかけたりするっていう、なかなかにこの腐敗と自由と暴力のまっただなか的状況ですが、ヒロインがべらぼうに強かったりするので、安心して読めるコメディになってますね。そして、京子はヒロイン麻宮あおいについて旅に出る。この旅を経て、よい友人になっていったりするのかな。また、あおいの謎、それもわかるようになっていくのかな。ということは、世界についてもわかっていくってことかも知れない。ちょっと穏やか、レトロな世界観さえ感じさせてくれる未来ものであります。

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