『まんがホーム』2011年1月号、昨日の続きです。
『そよ風そよさん』、ゲストです。そよ風の擬人化? 小柄な割烹着お嬢さん、そよさんが風に吹かれてそよそよと空をゆく漫画です。ほのぼのとして可愛くて、また出会う人たちとの交流の風景も悪くない。皆から可愛がられる、人気もののそよさん。そよさんもまた真面目というか、人助けしてみたり、お礼されてみたり。おかしさ面白さというよりも、優しさ穏やかさが売りでしょう。読めば、気持ちもやわらぐようで、なかなかによいなって思いました。
『横浜物語』、お隣さんがすごく可愛いな。ちょっと挑発的な目、ひっつめ髪で眼鏡をかけてた派遣時代とはまったく違った雰囲気。明るくて、笑顔もえらいこと魅力的。華やいだ娘さん。この人の攻めの姿勢とでもいいましょうか、前へと進んで、押してくる、そうしたところは少しおそろしくて、けれどすごくひきつけられるものがある。いいですね、この気持ちひっぱられる感じがよいですね。
『ゆとりの手もかりたい』、なんかすごくいい話で驚いた。いや、驚く必要なんてまったくないんですけど。お嬢様8歳のころのクリスマス。同い年で働いてるゆとりには驚きですが、メイドでありながら友人ともいえるゆとり。いいですね。サンタクロースがこないことに憤慨するゆとり。あいつは執事でいいのかな、お嬢様のためにゆとりにサンタになれという。この、お嬢様を喜ばせたいという皆の気持ちがよければ、またゆとりの用意したプレゼント。そのささやかさ、けれど気持ちはたっぷりというのがよかったと思います。そして、その気持ちを受け取って大切にしているっていう、そのお嬢様の気持ちもまたよかったです。
さて、このあたりから最終回が続きます。『おきらくママ』、『あんよ♥』『カフェDEびじん』が終了。ああ! このあたりの漫画、結構好きだったから残念です。ふるきよき、といったら問題あるかも知れないけれど、懐かしい四コマ漫画の雰囲気をよく残してくれていて、ああ四コマ誌を読んでるなという気分になれる、それがよかったんですね。『おきらくママ』はまさにファミリー系四コマ漫画って感じで、長く続いてきたのだけど、ずっと好きだったなって、最終回を迎えた今、これまでを振り返って思います。そうかあ、四コマ誌も変わっていきますね。当然ですが、変わっていきますね。
- 『まんがホーム』第25巻第1号(2011年1月号)
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