2008年12月30日火曜日

GENERATION XTH -CODE BREAKER-

 今年がもうすぐ終るという段になって、心残りは多々あれど、まず手近なものはなんだろう、そう思った時、自然に浮んできたのはGENERATION XTH -CODE BREAKER-でありました。先月末、11月30日に発売されたゲーム。Wizardry系の迷宮探索型RPGであるのですが、これが適度な手応え、適度な難易度を持っているものだから、プレイしていて実に楽しいのです。気付けばもくもくとレベル上げをしてしまう、レアアイテムのドロップを期待して、より強い敵を求め、あまりに深入りしすぎて、パーティ半壊、必死に逃げ帰るなど、そうしたもろもろの出来事が、用意されていないドラマを見事に盛り上げてくれて、ああいいゲームだなと思うのですね。さて、少しずつ進めてきたCODE BREAKERですが、ここは一気にシナリオクリアまで持っていきたい、そう思い、根を詰めてプレイしてみました。そうしたら結構クエストが殘っていて、また迷宮の難度も結構高くて、いやあ参りましたよ。今日中にクリアできないかと思いました。でも、なんとかシナリオクリアなりました。なので、気分はちょっと晴れやかなのであります。

クリアしてみての印象は、思ったよりもボリュームがあったなという、それにつきるように思います。ストーリーは、メインの敵勢力があり、そうかと思えば別勢力の動きもあり、複数の意図がからみあっている中で進行していくものですから、いい感じに攪乱されて、深みというか厚みが出ていたように思います。プレイヤーの属する組織も思いがけない転身を繰り返すなど意外性は抜群で、プレイヤーキャラが一旦レベル1相当に落とされてしまうという、あの演出もなかなかのものだったと思います。

基本的には一本道のシナリオだから、途中に出てくる選択肢を誤ってひどい目にあう、ということもちょっとないゲームです。だからそれだけに、誰もがひどい目にあう、そんな状況が用意されていて、いやあ、弱体化したパーティで遁走するという展開には泡食いましたよ。けれど、そうした演出もまた王道なんですよね。Team Muramasaは、少年漫画におけるお約束みたいなものをよく理解しているというか、真っ向からそうした要素をぶつけてくれるから、昔少年だった私なんかはやたら盛り上がってしまいましてね、もうたまりません。多分、こんな風に引き込まれてしまったプレイヤーも多いのじゃないかなあ、なんて思うくらいに、サービス精神旺盛なゲームであります。

ちょっと脳が疲れてしまってるようなので、軽くクリア時の戦績を書いて終りにしたいと思います。まず瀕死回数は34回。これは少ない方だと思います。それだけ用心してプレイしたということであるのですが、それでもラストダンジョンでは頻繁に死者が出て、なかなかに厳しかったです。隊壊滅回数は1回。けれど、これはレベル1から育てているパーティの全滅なので、ちょっと状況は違いますね。なんというのか、前作からキャラクターを持ち越すことを前提としたバランスであるためか、レベル1からの育成は茨の道になっていまして、もう、本当にくじけます。

クリアに要した時間は、45時間51分でした。思ったよりも遊んでますね。平日は遊べない、休日もそんなに遊べない、とはいっても、そこそこ時間を捻り出していたっていうことなのでしょう。ゲームは一日一時間+αくらいは遊んでいたわけで、まあ結構プレイしてるじゃん。やらないといけないことも多いのに、本当にまずい状況だな、そんなこと思ってます。

というわけで、まずはシナリオクリアしましたという報告でした。エンディングに自分の名前見付けて、じんわりと感動して、そして僕達の戦いはこれからだ! 余韻にひたる間もなく、次の展開が用意されるところなど、なかなかに楽しませてくれるゲームであるのです。だから、まだまだ終りませんよ。

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