2008年12月10日水曜日

PILOT ペイントマーカー

 私の受講しているPILOTのペン習字通信講座は、万年筆やボールペンだけでなく、油性マーカーを用いる課題も用意していまして、この十二月がその掲示文課題であるのですね。なので、早速油性ペンを用意しまして書き始めているのですが、なにしろ日頃使い慣れない筆記具、サイズもずっと大きいときたものですから、どう書いたものかさっぱりわかりません。用紙サイズはB4に指定されていて、だから紙も買ってこなきゃならないなあ、なんて思っているのですが、まあそれはもう少し先の話です。

さて、今回とりあげますのは、掲示文の課題に使っているペンです。PILOTのペイントマーカー。これを選んだのは、いつも文具買っている店、梅田の紀伊國屋書店なんですが、そこにあった油性マーカーがこれだったから。実にわかりやすい、実にいいかげんな理由です。いや、油性ペンならたくさんあったのですよ。太字から細字まで各色取り揃えて、それはもう目移りするほど。ですが、ここはPILOTのペンを選びたい。なんといってもPILOTの講座ですからね。なんていいながら、ボールペン課題は三菱鉛筆のJETSTREAMで書いたんですどね。まあ、そのへんはあんまり気にしない方向でお願いします。

最初探したのは、同じくPILOTの油性ペン、油性マーカーの中字であったのですが、これがなかったのでペイントマーカーにしたのでした。なぜ油性マーカーを探したのかというと、PILOTペン習字通信講座の機関誌、わかくさ通信に紹介されていたのがこれだったからなんですね。私は普段、マーカーを使いません。だから全然詳しくない。しかも、万年筆やボールペンと違い、マニアもそうそういないらしく、なかなか情報が出てこない。そういう場合は、おすすめに従うのが一番でしょう。というわけで、PILOTの油性マーカー。でもそれが店になかったので、ペイントマーカー。実にわかりやすい思考の流れであります。

ペイントマーカーは、購入直後にはペン先、チップにインクが浸透しておらず、なので数回振ってからペン先を紙面に押し付けてやる必要がありました。ペイントマーカーってこんななんですね。新品の油性ペン、それも中字以上なんて、本当に使ったことがないから、こんな基本的な約束事項も知らないのであります。

振って押し付けて、そうするとペン先がへっこむのですが、それを二三回も繰り返すとインクが出てくるようになりまして、こうなるともうすらすらと書けますね。マーカーについてもインクの出を云々するかどうか、ちょっとわからないのですが、たっぷりとしたインク出、書いているうちにだんだん楽しくなってくるほどでした。

なにが楽しいといっても、ペンを運ぶ速度を変えることで、線の硬軟を調整できるのですね。ちょっとした毛筆気分とでもいいましょうか。毛筆ほど難しくはなく、それっぽい線を引ける。これは楽しい。無駄にいろいろ試し書きして、そうしたら溶剤の匂いがすごくて、面白いんだけど、この匂いはちょっときついなあ。

字を書くということは、字を知り、そして道具の使い方に通ずるということであろうかと思います。なので、もう少しいろいろ書いて、マーカーという道具に慣れようと思います。なので、まずはちらしの裏、比喩じゃなんかでなくて、に思いつくままいろいろ書いている次第です。

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