2008年12月26日金曜日

サンスター文具 ペーパーステッチロック

 今日は今年最後の出勤日。本当だったら休みたいところであったのですが、今日にやっておかないといけないこともあったから、気力を振り絞って働いてきました。さて、私の今の職場は、この年末に別の事務所と統廃合されるかたちで引越しをしたのですが、その行き先である事務所にちょっと気になるアイテムがありましてね、それはなにかといいますと、針を使わないステープラーであります。一般にホッチキスと呼ばれることの多い文具でありますが、あの紙を綴じるための器具。広く知られているものは針を使います。って、説明する必要なんてありませんよね。ですが、この針がちょっと面倒で、最近は再生に出す際、ステープラーの針程度なら付けたままでもオッケーなんだそうですが、昔はいちいち外さないといけないし、それにシュレッダー使うときなんかにも外す必要があって、もう面倒くさい。それに、あれ針金だから、指突いたりして結構危ないんですよね。といったわけで、長く針を使わないステープラーに興味を持ってきたわけですが、それが新事務所にあった。うわあ、こりゃちょっと嬉しいなあ。思い掛けない出会いに喜んだのでした。

それはサンスター文具のペーパーステッチロックZnというモデルでした。金属製のボディは、亜鉛なんだそうですが、ずしりと持ち重りするようで、質感はたっぷり。この口に紙を挿し入れてやって、レバーを押し込むと、さくりと紙を切る感触をともに綴じられるというのですから、よくできています。けれど、残念なことに、これはまったくといっていいほど使われておらず、というのは、誰もこれが紙を綴じる道具だとは気付かなかったからなんですね。私がいくまで、なんだかよくわからないままに放置されていたのでした。まあ、そうでしょうね。文具マニアとか、そういう気のある人間でないと、こんな道具、知るわけないですよね。

この事務所に引っ越してきた暁には、こいつをひとつ占有してやろう。野望を胸に引っ越してきたものの、最初はばたばたしていてそれどころじゃない。ようやく落ち着いた今日、ああそうだ、この紙を綴じるのに、あいつを使おうじゃないか。そう思って探してみたら、なんとなくなってる。ええー、どこいったんだろう。どうやら、我々が引越してくる、そのスペースを空けるついでに、あちこちもろもろを整理したらしいんですね。で、用途不明の道具はどこかに押しやられてしまったと。これはちょっと悲しかったですね。

代わりに出てきたのが、同じくサンスター文具のペーパーステッチロックタワーでした。これはプラスチック製のボディで、随分軽いものです。口に紙を挿し入れて、でっかいボタンを押し下げてやると紙が綴じられる。仕組みはそんなに違いませんね。ただ、綴じ方はちょっと違っていて、それに結構力が必要で、とにかく非力軽量の私にはちょっと使いにくい道具であるかも知れません。

でも、ペーパーステッチロックZnが行方不明である現在、私にとってはペーパーステッチロックタワーしかないわけで、だからZnを探しつつ、こいつを使っていこう、そのように考えています。綴じられる紙は、Znが7枚、タワーは4枚程度、どちらもそれほど多くの枚数は綴じられないものの、ちょっとした書類をまとめておきたい、メモに資料を添える、そんなくらいの用になら充分対応可能です。だから、私はこれからは、針を使わないステープラーをメインに使っていきます。エコとか関係なく、道具のギミックとしての面白さに引かれた結果ですね。魅力的な道具だと思います。

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