2008年12月20日土曜日

ノナカ・マウスピース・クッション

 楽器の話、続きです。YouTubeシンフォニーオーケストラに触発されて、再びサクソフォンを吹きはじめたわけです。サックス吹くためには必須のリードを買って、そして一緒にマウスピース・クッションも買ったのでした。マウスピース・クッションっていうのはなにかといいますと、マウスピース、ええと、サックスの吹き口、あの黒い色したくちばしなんですが、あれに前歯、上の門歯があたることで傷つけてしまう、それを防ぐために貼り付けるシールみたいのをマウスピース・クッションもしくはマウスピース・パッチと呼びます(私はずっとこっちで呼んできました)。また、マウスピースの保護以外にも、前歯から伝わる振動を和らげる効果もあって、この目的でマウスピース・クッションを付けるという人もあるそうですよ。

(画像はベイ Vibra-Ease)

ですが、私にとってマウスピース・パッチは、マウスピースを歯から保護するためのものであります。サックスのマウスピースはエボナイトという硬質ゴムで作られている(もちろんメタルもあるし、それ以外のものもあるよ)のですが、このエボナイトという材質は、丈夫ではあるんだけど、そんなに硬くもないのですよ。だから、結構簡単に歯で削られてしまったりして、気にしないという人もいるんですが、私はどうしても気にしてしまいます。なにしろ、マウスピースは個体ごとに出来不出来があるから、出来のいいのがあると、できるだけ長持ちさせたいというのが人情というものかと思います。そして、私の使っているのは当たりの個体なんです。って書くとたまたま買ったのが当たりだったみたいですが、そうではなくて、大学に入る前に習っていた先生に選定していただいたものなんですね。だから、駄目にしたくない。なので、マウスピース・パッチは私にとってはどうしても必要なものであるのです。

以前、私の使っていたものはベイのパッチだったのですが、これはしっかりと貼れて丈夫というのが売りのものです。今回もベイを買うつもりでレジまでいったのですが、ふと思いついて、お姉さんに聞いてみたのでした。何種類かパッチがあるみたいだけど、評判のいいのとかありますかって。そうしたら出てきたのがノナカのマウスピース・クッションでした。厚さが0.20mmと0.36mmの二種類あって、わたされたのは0.36mmの方。やぶれにくいという話で、ああ、これはありがたい。マウスピース・クッションも結構やぶれやすいものなんですよ。特に私の前歯は、右側が若干長いようで、そのために力が不均衡にかかってしまう、ゆえにやぶれやすい。丈夫と評判だったベイでも、そんなに長持ちしなかったものなあ。ノナカのパッチがベイより丈夫だったら正直なところ嬉しいですね。

Vandoren Traditional Saxophone Reedsさて、ちょっとだけ昨日の続き。バンドーレンのリードですが、適当に取り出してみたのを一枚だけ吹いてみて、ぱっと見には左右のバランスが悪いと思われたのですが、いやいや、割に悪くない感じで、ちょっと抵抗感が強めだけど、腰の強い感じで最後までへたらず吹けました。当たりかも知れませんね。残り9枚もそんな調子で使えるかは、フローパックとやらを開けてみて初めてわかることですが、もし最初の一枚の印象どおり、みなそれなりに使えるものだったりしたら感激ですね。あんまり期待しないようにしながら、残りを開ける日を待ちたいと思います。

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