『カルドセプトDS』にもガイド本は出ます。メディアファクトリーからと、エンターブレイン、二冊出て、私はおそらくこのうちの一冊は買うでしょう。
買いました。このタイミングでいうわけですから、もちろん買ったのはメディアファクトリー版「カード&タクティクス」です。いやね、やっぱりカードの情報をしっかり参照したいと思ったものですから、小さくて読みにくい特典カードガイドじゃなくて、本を欲しいと思ったんですね。購入後、帰りの車内で早速中身を確認したらば、ああこれは確かに買ってよかった。特典のガイドは、DSサイズの1ページに12のカードが記載されているのですが、さすがに小さすぎて見づらい。ですが、本はA5サイズの1ページに6枚のカード。おお、目に飛び込んでくるようではないですか!
カードリストには、特典ガイドにも記載されていた情報に加え、コメントが記されているのですが、これが結構いい感じでありました。カードの利点や弱点、相性のいいカード、さらにはワーウルフにイビルアイボール、メデューサ/コカトリスにホーリーシンボルといった、定番ながら凶悪なコンボへの言及も忘れないという親切さ。イビルアイボールなんて記憶になかったよ。種族属性関係なく、当たればウルフにされるというだけでも嫌なのに、そこに即死が追加ですか。これは、無属性対策を重視するならワーウルフ、不死族ならメデューサ/コカトリスを入れるのがよさそうですね。そうすると、仮にキーカードであるそれらクリーチャーを引きそこねてもなんとかなる、などなど、読んでいるだけであれこれと考えはじめて、こうした刺激が得られるというのはありがたいです。
この本のサブタイトルが、「カード&ストラテジー」ではなく「カード&タクティクス」となっているのは、なかなかに的を射たものであるな、そのように感じています。それはつまり、数十ラウンドに及ぶ対戦を通しての戦略よりも、局地で発生するクリーチャー戦やスペル戦に重きを置いていると感じるからで、ブック構築指南もあるにはありますが、それでもやっぱりどういうカードがどういう局面で役立つという、局面待ちの印象は否めません。だからタクティクス。まあ、本の半分弱はカード解説なので、どうしてもそうならざるを得ないとは思うのですけどね。
攻略本のありがたいのは、充実したカードリストもそうなら、マップ情報、ほこら効果の一覧などを参照できるところであろうかと思います。カードショップでなにが売られているかとか、実際に踏んでみないとわからないものでしょう。でもこうして本で確認できれば、カードショップでの購入可能性に期待して、ブックからは外すという判断もできる。もちろんこんなのはただの可能性の問題で、結果しくじることも往々にありえます。でもまあ、どんなでも情報があるっていうのは有利だってことで。とりあえず、ほこら効果を確認して、踏みたくない気分はより以上に高まりましたよ。
ただ、この本にはEカードの詳細、それからメダル等々の条件は載ってません。正直私はそれらはどうでもいいのですが、けれどそのへんがフォローされたものを欲するとなると、完全を謳うエンターブレイン版を待つ必要があるのでしょうね。でも、その頃にはきっとネットにばんばか情報が出ているはず。そうした状況も見越した上で、いったいどういう編集をしてくるか。それはちょっと楽しみであるかも知れません。もし詳細な戦闘時能力発動テーブルとかが載ったりしたら、それはかなり有利な情報になるはず。だから、ちょっと期待しておきたいと思います。
- 『カルドセプトDS 公式ガイド — カード&タクティクス』東京:メディアファクトリー,2008年。
- 『カルドセプトDS 公式完全ガイド』東京:エンターブレイン,2008年。
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