2008年10月2日木曜日

2カラーせんせい

 一昨年あたりくらいから、うちに出没するようになったちびすけが、最近ペンに興味を持っているらしいのです。ボールペンを持って、なにやら殴り書きするようになったらしく、こいつは危険だな。自分の持ち物に殴り書きされた日にゃ、たまったもんじゃない。かくして、かねてより計画していたせんせい購入計画を発動させることにしたのでした。せんせい購入計画とは、いわずと知れたタカラのせんせい、あの磁石の力でお絵描きできるロングセラー玩具を買って、おちびに与えようというものです。あれなら、いたるところに落書きされて困るということはあるまい。そうした目論見からのせんせい購入なのであります。

購入は、商店街のおもちゃ屋でです。店頭で、タカラのせんせいはありますかと聞いてみたら、当然のようにおいてありました。しかも、そこにあったのは2カラーせんせいといわれる、上位品。これ、なんと黒一色だったせんせいを、赤も使えるようバージョンアップさせたという代物で、実はずっと前から興味を持っていたんです。マイコミジャーナルで連載されたコラム「あの素晴しいトイをもう一度」で、せんせいが紹介されていたのです。昔ながらのせんせいを懐古しつつ、最新のせんせい、なんと黒赤二色がつかえるようになりましたとの展開は、私を驚かせるに足るもので、こうした古典的といってもいいような定番玩具にも、たゆまぬ技術革新、商品開発の努力があるのですね。素晴らしい。これはいつか手にしてみたいと思ったものでしたよ。

けど、磁気ボードといえばせんせいだからといって、競合品を見ずに2カラーせんせい決めうちというのもよくないでしょう。タカラトミーががんばるように、他社もがんばっているのです。そして、対抗商品として俎上に上がったのが、パイロットインキのおえかきがっこう。まあ、たまたまそのおもちゃ屋にあったというだけなんですけどね、こちらの売りは、部分消しができるというところでした。せんせいは、部分消しに対応しないんですね。これは、正直、ちょっと魅力でした。部分消しは、間違いを修正するという消極的な使い方にとどまらず、一面塗ったところに消して描くという、積極的な利用も可能です。これは揺らぎました。はたして二色がいいか、それとも部分消しか。

結果、選ばれたのは、二色であったのですね。

そんなわけで、おちびに与える前に自分で使ってしまおう。いろいろ描いてみましたよ。

TAKARA Sensei

こちらは、せんせいのイメージキャラクター、キキまるです。パッケージに描かれていたのを、真似て描いてみました。ちょっと痩せちゃったな。

TAKARA Sensei

なにげさんです。これがまあ難しい。どうしても似ない。何度も描き直して、ここまでたどり着きました。

郷土の有名人というのは、冗談ではなくて、どうもなにげさん、うちの近所にお住まいらしい。あるいは、通学? 驚いたというか、嬉しかったので、描きました。

TAKARA Sensei

あまりになにげさんが難しかったので、やけっぱちで以蔵さん。いきなり描いて、それっぽくできあがったので、実は嬉しかったりします。テイク1で採用。ちまちまとこざかしく描くよりも、ドーンと思い切って描くほうが、せんせいの楽しみとしては正解なのかもしれません。

TAKARA Sensei

アリカさん。うわあ、これはだめっすよ。でも、何度も描き直してこれなんです。ごめんなさい。これ以上は無理です。

TAKARA Sensei

そして、旦那様。これは! これは会心の出来かも知れません。実は旦那様も一発描きです。いきなり描いて、手直しなし。でもそれっぽい。でも、本当はとわさん描きたかった……。

以上! しかし、四コマ漫画のキャラクターは、簡略に描かれてるから逆に模写しにくい。実は天子様にもチャレンジしてたのですが、無理……。どこをどうとっても無理なので、あきらめたのでした。

実は今、アリカじゃなくて高崎にしたらよかったのではないかと思っているところ。でも、きっとチャレンジはしません。でも、せんせいでお絵描きは結構楽しかった。自分は絵心ないから駄目だけど(見て写すので精一杯)、ばんばん描けちゃう人だと、きっともっとすごいの描いちゃうんだろうなあ。

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