2008年8月22日金曜日

「カルドセプト セカンド」オリジナル・サウンドトラック DELUXE

 カルドセプトDS』が出るぞ、DSで『カルドセプト』ができるぞと、ずいぶん前から騒いでいるわけですが、実際、具体的に発売日が決まれば、今まで以上に気持ちは盛り上がるものなのですね。公式、非公式を問わず、少しずつ公開されていく情報にわくわくしながら、振動カートリッジ目当てにピンボール買ったり、また旧作のカードデータに思いをはせてみたりと、なんだか気持ちばかりが忙しい。けれど、ここでエキスパンションを遊ぶと、『カルドセプトDS』に触れた時の感動が薄れそうだから、我慢です。かわりにといっちゃなんですが、『カルドセプトDS』に便利なツールを作ってみたりもして、けれどこれはまだ公開できない。こんな具合に、気持ちいっぱい、胸いっぱいに『カルドセプトDS』の発売を待ちわびています。

サントラの購入も、まさにこの発売待ちの間、気持ちを高める一環であったというのでしょう。サントラといっても、ちょっと古く、『カルドセプト セカンド』のサントラです。実は、最初に発売されたサントラを買いそびれていましてね、ああ、しくじったなあと思っていたのです。そうしたら、昨年末にリニューアル版が発売されると決まりまして、ああこれは是非とも買わないと! そう思いながら、今月に入るまで待ち続けたのが私の駄目なところです。『カルドセプトDS』を予約すると同時に買ったんです。もう、気持ちがはやってしまって、なにかせずにはおられない感じになってしまって、そうだサントラを買おう! 実に私らしい購入の経緯であると思います。

実は私は、『カルドセプト セカンド エキスパンション』をプレイしながら、まだカードコンプリートをはたしていない、実に見下げ果てたプレイヤーです。一時期コンプリート目指して集中的にプレイしたことがあったのですが、疲れてしまって、ストップ。結局、ゲームばかりに打ち込んでいられなかったというのが大きくて、悲しいことですが、こんな具合にクリアしていないゲーム、コンプリートすることなく中断されているゲームはたくさんあります。好きで、かなりの情熱を注いでプレイしたつもりの『カルドセプト』ですが、それでもプレイしきれなかった。やっぱりこれは残念です。カードがそろってないために、チャレンジすらできないメダルもあって、本当に中途半端。対戦会に寄せてもらったりもしたけれど、だんだん身の回りが慌ただしくなって、疎遠になった。本当に中途半端です。

けれど、そんな私でもサントラを聞くと、さすがに何時間となくプレイしてきたゲームだけはあります。音楽が記憶を鮮烈に蘇らせて、ちょっと感動的。プロローグが過ぎ、ロカ、じゃないや、デュナンのBGMが流れれば、その冒頭のアルペジオ、切なささえ感じさせる響きに寂寥感あふれるテーマが乗って、しかし荒涼とした大地にさすらうとでもいいましょうか、凛としたたたずまいも感じさせるそんな色調が素敵です。そして緊迫の達成間近のテーマ、戦闘。各マップに三種ずつのBGMが、それぞれのマップの印象を色濃く思い出させてくれて、それは私がそれだけの時間、ゲームをしてきたということでもありますが、またそれだけこれら音楽が強い印象を持ってプレイヤーに働き掛けていたという証拠でもあるのでしょう。音楽はサントラとなり、ゲームと切り離されることで、プレイ時には気付かなかった魅力を発揮して、しかしゲームプレイ中には、ゲームさらには世界観をしっかり下支えし支援していたのでしたね。その時々の置かれた状況で、最大限の効果を発揮している、そんな様を耳にするに、やっぱりこれは名作であるなあと、強く思うのでありました。

好きな曲はいっぱいありますが、私はタイトルでいえばBookmark、セプターデータのメンテナンス時やブックの編集時に流れるあの曲が好きです。なんかやすらいだ気持ちになれる。本当によい曲だと思います。

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