明日は早起きする予定なので、早めに更新を済ませて、早く寝ようと思っていたのですが、そうしたら悪いことに雷が鳴りはじめまして、しかも悪いことに瞬間停電が起こりまして、これはまずい、コンピュータが起動してるとやられる! そう思ったものですから、雷のピークが過ぎるまでコンピュータを終了しておく必要があったのでした。ああ、こうなったらなにもできないな。外は雷がごろごろいっていますし、ペン習字をしようにもいつ電気が消えるかわかったもんじゃありません。仕方がないなあ。こうして言い訳を用意して、私はおもむろにNintendo DSの電源をオンにしました。DSだったらバッテリーで動きますから、怖いものなしですよね。そしてはじめるゲームは『逆転裁判3』。ついに三作目に挑戦することとなりました。
しかし、三作目、これをはじめて驚いたのが、いきなり罪に問われるのが、おっとっと、ここからネタバレが始まります。このゲームをプレイしていない、かつ今後プレイしたいと思っているような人は、ここから先は読むべきではありません。
警告した。
いきなり罪に問われるのが成歩堂龍一です。しかも恥ずかしいセーターを着た! これはいったいなんなんだと思って、そしてすぐに理解しました。毎回のチュートリアルもかねる最初の法廷。ここに新人時代の綾里千尋を持ってくることによって、過去の二作で成長している成歩堂を新人のような扱いにすることもなく、プレイヤーに操作方法を説明するばかりか、これから始まる物語、その全体を貫く要素を提示することに成功しています。この三作目は、成歩堂が出会う事件、それぞれが独立したものとして描かれるのではなく、成歩堂の師匠である千尋さんとも関わりを持ってくる。そうした構図が予告されるような第一章に、期待はただただ膨らむばかりでした。
しかし、しかししかし、成歩堂のうざいことったらないね! こいつ、こんなにうざい奴だったのか。というのはさておき、彼の所属しているのが芸術学部というのはちょっとした伏線なんでしょうね。Web上で体験できる『逆転裁判4』。王泥喜法介の最初のケース、被告人はまさしく成歩堂龍一その人で、弁護士を廃業した彼はピアニストをしているのですね。私ははじめ、この設定に唐突な感じを抱いていたのですが、なるほどねとちょっと納得して、けど芸術学部から司法試験に合格するって、こいつ一種の天才だな。まずもって無理だと思うもの、ってそんな無粋なつっこみしても意味がないので、異議唱えるのはやめておこうと思います。
『逆転裁判3』の最初の法廷が綾里千尋、けれどその後彼女の法廷シーンはないのでしょうね。かわりに、あの女が戻ってくるのでしょうね。おそらくは、ラスボスとして。この予想が正しいかどうかはわかりませんが、けど多分そうなんだろうなと思いながら、この先をプレイしていきたいと思います。はたして彼女がどのようにして戻ってくるのか、その彼女に成歩堂はどう向き合うのか。それが楽しみです。
とはいえ、第一章の成歩堂は本当にうざかった。興奮すると尻の疼く師匠が隣にいたら、殴ってたかも知れない、それくらいうざくて、あの毒の容器を食っちまった時なぞは、毒にあたればいいのにと本気で思ったくらいにうざかった。けど、それで死んだらまさかの主役不在、『逆転裁判』は成立しません。だからあれでいいんでしょうけど、しかしそれにしてもうざかった。ええーっ、プレイヤーキャラがこんな奴なの! 過去二作で培われた成歩堂との関係が一気に瓦解するかも知れない、それくらいのインパクトのある導入であったかと思います。うん、私はちょっと幻滅したんですね。
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