ゴールデンウィーク突入のころ、私の迷宮生活もまた開始されたのでありますが、えー、めでたくゴールデンウィークも終わろうという本日、GENERATION XTH、クリアいたしました。とはいっても、シナリオクリアです。本筋をクリアしてエンディングを見たというだけに過ぎず、つまりまだクエストは残っているという状況。パーティは昇龍、ウシワカ、ブリュンヒルト、ヨシュア、エンジェル、ツクヨミという、実にスタンダードな編成。ええと、侍戦士ロード(バルキリー)盗賊僧侶魔術師と思ってくださるとだいたいいいと思う。で、クリア時のレベルは15, 15, 14, 15, 15, 15、一人を除いてみんなマスターになっておりました。まあ標準より少しゆっくりしたクリアなんだと思います。クリアタイムはおよそ26時間。残りクエスト消化して、転職、アイテム集めなど堪能したら40時間オーバーってところでしょうか。死亡回数は6回、全滅は幸い0。今回は救出用パーティを作ってなかったから、全滅しなくて済んで本当によかった。全滅後に新パーティ編成して、拾ってきたら欠けていたとかだったら、そこでへこたれていたかも知れません。
以前にもいっていましたが、G-XTHは少々きびしめのバランス、でも理不尽というほどではない難度が絶妙だったと思います。多分、オリジナルのWizardryの方が厳しいんじゃないかと思うのですが、だって、呪文を使いまくるような敵もいないし、驚かされる、ブレス、全滅という凶悪なパターンもないし、小まめに回復しつつ、余裕を持って帰還を心がければ、死人出まくりというような事態は避けられます。実際、私の死亡者を出したケースは序盤に集中していて、複数攻撃呪文を覚えるまでが厳しかった、なので、最初さえ乗り切れば、おおむねシナリオクリアまでは安定して進められるというバランスであるようです。
とはいえ、まだだいぶ敵リストが空きのままですから、本当の戦いはこれからなんでしょう。ほんと、レベル15のパーティでなんとかなればいいんですけど、Wiz XTHあたりの経験からすると、きついのはおそらくこれから、どう考えてもまともに太刀打ちできないようなやつが出てきそうな気がします。後衛が軽く一撃撲殺されたり、献身(イージス)君主が首切りやら状態異常やらでパーティ全員浮き足立ってみたり、いやそれが楽しいだなんていうのかも知れませんが、正直いやなもんですよ。あと、深瀬にはまって全滅一歩手前パターンっていうのがあるな。Wiz XTHでもWiz XTH 2でもやったからな……。あんときはほんとどうしようかと思ったもんだ。
安全に蘇生するためには、学園に戻らず、オープンパンドラ(マハンマハン)で復活というのがセオリーですが、それは敵が逃がしてくれてからの話なので、状況によってはもうどうしようもないわけです。コールポータル(マハロール)逃げだと石の中に送り込まれかねないし、リターンゲート(ロールフェイト)逃げだと街にまでいっちゃうので、オープンパンドラでの蘇生ができない。ということは、エスケープ(ノードレイ)が頼りになりますが、果たしてそうそううまくいくものか。サイコード(超術呪文)が使える人間が生き残っていることが肝心、けどうちのヨシュアはそんなに打たれ強そうじゃないからなあ。というわけで、クリア後こそが深入り禁止なのでありますね。
シナリオ感想は、ネタバレになるからあんまりいいたくない。楽しい学園もの、罪のないラノベテイストって感じではない、微妙に嫌な感触、後味の悪さの残る話ではあります。とはいえ、最低限の救いはあるのだけれども、けど、あれってやっぱり最低限だよなあ。なんか、悲しくなってくるんだ。私は共感性高目のプレイを心がけているのですが、というかもともとそういう性質であるのですが、だからなおさら。尊厳とか、そういう点であれはきつい。そして、諸悪の根源たるあやつを始末できなかったのがあれだよなあって、いや、奴はこれから裁かれるんでしょうけどさ、でもさなんならあそこで異形化してくれたほうがよっぽどよかった。だって、あの場できっちり片をつけられたわけだからさ、なんて思う私は、きっと裁判員には選ばれてはならない類いの人間です。
そのへんの後味悪さが、シナリオクリア後のクエストで解消されることを望みつつ、そして二学期以降を期待しつつ、これからも地道に進めていきたいと思います。シナリオの後味悪さに関してはWiz XTH 2からの伝統とでもいいましょうか。それはもとより意図されたもので、そしていつか癒えるもの、八方丸くおさまるというおとぎ話でないのは織り込んだうえで、これから先にまみえるものに期待しながら、楽しみを繋いでいこうと思っています。
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