『世界樹の迷宮 II』の初回版、きっと品薄になるのだろうなあ。そう思った私はちょっと願を掛けたのです。CD付きの初回版、無事購入できました暁には、『世界樹の迷宮』のサントラまとめて買います、って。そうしたら無事手に入れることがかないましてね、ああ嬉しいね、じゃあとばかりサントラとドラマCDをまとめて発注したのでありました。それがおとついの夜のこと。それで今日には荷が届いているというのですから、今の物流はものすごいなとあらためて思います。千葉から京都まで中一日。いやはや、すごい時代です。
さて、『世界樹の迷宮』のサウンドトラックは、まさしくオリジナルというにふさわしいというべきか、DS音源版とPC-88のFM音源版の二枚組で、凝ってるなあ。普通ならどちらか一枚、まあPC-88音源版で決まりだろうというところが、DS音源版まで収録されて、音質の面での制限が感じられるDS版に、より広がりを感じさせる上質な88版。こういう聴き比べも面白いなあ。けど聴くとなったら躊躇なく88版を選びます。だってDS版はもう実機で聴きまくりですから。
ええ、『世界樹の迷宮』、全然進んでいません。というか時間がとれないから。ギター弾く、漫画読む、本も読む、文章書く、もういっぱいいっぱい。ゲームのために割ける時間はないよ、といいたいけれど、人間やろうと思えばかなりの時間は捻出できるのだそうですから、私の情熱が足りないってことなのでしょう。とりあえずレベルあげながら、クエスト消化中。ああ、先は見えないね! メインパーティだけでこれなんだから、セカンド、サードを考えると途方に暮れます。金で経験値が買えればいいのに。
オリジナル・サウンドトラックはオリジナル色が強いだけに、強烈な印象を残しません。ああ懐かしい、と思えるほど過去にはなっていない、というかまさしく今プレイ中のゲームですからね。けど、それでも88版のクリアな音質は素晴らしい。立ち上がってくるような質感、音ひとつひとつの分離、そして奥行き、全然違います。いいねえ。いかにも昔風の音を積み上げて作り上げられた音楽は、しかしまさしく今の音楽であって、こうしたアプローチはありえるのだと主張するかのような存在感を持っています。
こういう一種特別な機会を作り上げたのはゲームというジャンルであるわけですが、ゲームミュージックというのは、そしてあるいはアニメの音楽も、やはり特別な可能性を持っているという思いを新たにしました。付随音楽としての制約もあるけれど、同時にかなりの冒険も可能、それこそ実験的なコンセプトでも大丈夫という、懐の深さを持っていると感じます。
参考
CD
本
- 『世界樹の迷宮 公式ガイドブック』東京:エンターブレイン,2007年。
- 『世界樹の迷宮』(ミッシィコミックス ) 東京:宙出版,2007年。
- 『世界樹の迷宮コミックアンソロジー』(火の玉ゲームコミックシリーズ) 東京:光文社,2007年。
- 『世界樹の迷宮コミックアンソロジー』(DNAメディアコミックス) 東京:一迅社,2007年。
- 『世界樹の迷宮 アンソロジーコミック』(BROS.COMICS EX) 東京:エンターブレイン,2007年。
- 嬉野秋彦『世界樹の迷宮 — 去りゆくモノたちへの鎮魂歌』日向悠二イラスト (ファミ通文庫) 東京:エンターブレイン,2007年。
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